明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ！」。今回は理工学研究科の島田さんが、オーストラリアでの留学体験を紹介してくれます！

留学準備について

留学を決めたきっかけや理由と、その時期は？

留学を決意したのは学部2年次の頃で、外国でマイノリティーとして生活し多様性を理解したかったからです。また、異文化に触れて視野を広げ、さらに海外の大学で学び、成長につなげたいと考えました。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

留学準備では、IELTSの試験本番3カ月ほど前から問題集を繰り返し解いて基礎を固め、留学要件に必要なスコアを出願の2カ月ほど前に取得しました。また、単語帳やSNSで英会話表現を習得し、ポッドキャストや動画でリスニングを鍛えました。ただ、留学先では授業内に発表する機会が多かったため、スピーキングの練習もしておけばよかったです。

受験した語学試験があれば教えてください。

IELTS

• 2023年7月：6.5点

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は？

教育水準と世界的評価の高さに魅力を感じ、優秀な学生との交流で成長できると考えたこと、さらに、多文化社会の中で多様な価値観に触れ、学問と異文化理解の両面で有意義な経験が得られると期待したことから、この国・大学を選びました。また、交換留学は語学留学とは異なり、「英語を学ぶ」のではなく「英語で学ぶ」ので、その点に魅力を感じました。

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか？

変換プラグをもう少し多めに持参すべきでした。また、自宅用の延長コードを持っていけば、変換プラグを節約しつつ複数の機器を便利に使えたと思います。ただ、現地には日本食スーパーや日本の100円ショップなどもあったので、特別困ったことはありませんでした。

留学生活について

留学の目的や目標を教えてください。

多様な国の人々と交流して価値観の違いを理解し、英語での議論で専門性を高めることを目的としていました。また多様な生き方に触れ、自分の将来を柔軟に考える視点を得て、人間的成長にも大きくつなげることを目標としていました。

留学先で学んだ学問について教えてください。

• 明治大学で学んでいる分野：機械工学、設計工学
• 留学先で学んだ分野：工学系全般、デザイン、建築学

留学先では、自身の専門だけでなく、少し異なる科目の授業にも挑戦しました。いずれも修士レベルの内容ではあったものの、学部卒業レベルの前提知識・バックグランドが必須というわけではなく、一般的な基礎や教養があれば問題なくついていけると感じました。専門以外の分野も幅広く学ぶことで、一見異なる分野でも意外な関連性があることに気づき、知識の「点と点をつなぐ」力が養われたように感じています。

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは？

ボルダリング・ロッククライミングのサークルに参加

今まで一度も経験したことがないスポーツに何か挑戦しようと思い、ボルダリング・ロッククライミングのサークルに参加しました。毎週催されるクライミングの活動を通じて、さまざまなバックグラウンドの人たちと交流ができ、たくさん友人をつくることができました。

オーストラリア国内を一人旅

これまであまり本格的な一人旅というものを経験したことがなかったのですが、せっかくの機会だと思い、オーストラリア国内のエアーズロックやメルボルン、パース、タスマニアなどを一人旅しました。友人と行く旅行とはまた違った学びや楽しさがあり、良い経験になりました。

最後に

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか？

今回の留学は、学問や語学の向上だけでなく、多様な価値観に触れることで視野を広げ、将来や生き方を深く考えるきっかけとなりました。学修や課外活動を通じて他者理解や協働力を培い、英語力の重要性も実感しました。困難を乗り越える経験を通じ、「自分の人生を自分で選ぶ」主体性を得られ、今後の学びやキャリアに生かしていきたいと考えています。

後輩へのメッセージをお願いします。

留学先を選ぶ際は、自分の成長像を明確にし、理想を実現できる環境を選ぶことが重要です。華やかさだけでなく課題や苦労も理解し、十分な英語力を備える準備をすることをお勧めします。留学は、学業だけでなく現地での交流や活動も大きな学びとなり、不安を超えて人生を豊かにする貴重な経験になります。

• 海外留学プログラム（明治大学）

• Meiji NOW GLOBAL（明治大学の海外留学プログラム）

• 受験生のための学部選択ガイド Step into 理工学部（明治大学）

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