Meiji NOW 明治とつながる 今をつたえる。

体育会に注目!
2018.05.22

【体育会ホッケー部】遠藤晴選手「前例なき大学スタートの努力家」

focus

こちらの記事は、『明治大学広報』第715号(2018年5月1日発行)からの転載になります。

遠藤 晴 (えんどう はる)
所属 体育会ホッケー部
学部 / 学年 政治経済学部 / 3年
出身高校 明治大学付属明治高等学校
身長 / 体重 178cm / 73kg

新たな道を切り開いている。DF遠藤晴(政経3=明大明治)は、推薦者のみのホッケー部に未経験者ながら入部。そして不断の努力の末に2年春からベンチ入り。現在は試合出場を目指し、練習に励む日々だ。

何度も驚かされた。小学校1年生から始めた硬式野球には「やることを全部やった」と未練はない。それよりも社会人ホッケーのスピードに魅了され、バットからスティックに持ち替えた。だが強豪の明大ホッケー部に一般生が入部するのは近年では異例の事態。「0からのスタート。這い上がるだけ」と、1年生の頃は全体練習より1時間早い午前5時から自主練を積み、後もホッケーと向き合った。

周囲のサポートも心強かった。「邪魔になっているかも」という当初の不安も「練習してうまくなるしかない」と切り替えた。真摯に取り組む姿を見て、同期や先輩も自主練に付き合ってくれた。時には厳しい言葉も掛けられたが、それは期待の裏返し。「あいつは頑張っている。しつこいディフェンスが良い」(DF前田隆昭主将・営4=丹生)。学んだことを書き留めた、膨大な量のホッケーノートが成長の証しだ。ホッケーの楽しさ、仲間の優しさがある。辞めることは一瞬たりとも考えなかった。

「頑張りは伝わる。よくここまで伸びた」(小池彦監督)。2年生春の慶大戦で初めてベンチ入りすると、それ以降もリーグ戦は全てベンチ入り。だが現状には満足していない。「試合に出て、主軸を休ませられるように」。飽くなき向上心が、今日も遠藤を強くする。

文・写真提供/浜崎 結衣(情報コミュニケーション学部3年)

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、『明治大学広報』第715号(2018年5月1日発行)発行当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

この記事をシェア