こちらの記事は、『明治大学広報』第752号「明大スポーツ新聞部ズームアップ」からの転載になります。
滝澤すず
所属 | アーチェリー部 |
学部 / 学年 | 文学部 / 2年 |
出身高校 | 新潟県立柏崎高等学校 |
身長 / 体重 | 153㎝ |
髪を一つに束ねたりりしい後ろ姿が、数十メートル先の的をめがけ弓を引く。「今まででの中でもいい結果を残せた」。そう語るのは、関東学生新人個人選手権で536点を取り、明大女子部トップの5位に入賞した滝澤すず(文2=柏崎)だ。
華々しいデビューを飾った彼女は、昨年10月に競技を始めた新人アーチャーだ。
高校時代は弓道部に所属していた。「弓道の堅苦しさが自分には合わなかった」。所作の決まり事が多い弓道から離れることを決心し、明大に入学。そして見つけたのがアーチェリー部だった。
しかし新型コロナウイルス感染症拡大のため、アーチェリー部は昨年度の春、入部希望の受け付けを中止していた。
8月には入部の受け付けが開始されたものの、対面での新歓は開催されず「入部するか迷っていた」。そんな折、同じクラスの福沢舞衣(文2=淑徳与野)が入部したと耳にする。「話を聞いたら『楽しいよ』と」。身近な存在に背中を押され、新たな門をたたいた。
一見似ている弓道とアーチェリー。だが、実際は全く異なる競技である。「弓も、狙う的も、弓の引き方も違う」。高校時代とは全く異なる土俵に足を踏み入れ、一から練習に取り組んでいる。見据えるのは、部の目標である王座出場だ。個人としての目標は「600点以上を取ること」。5月に行われた関東学生リーグ戦では、惜しくも王座出場を逃した女子部。600点の壁を越え、悲願の全国へ。ルーキーの挑戦は始まったばかりだ。
文・写真提供/明大スポーツ新聞部 堀之内萌乃さん(文学部2年)
※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、『明治大学広報』第752号発行当時のものです。
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