こちらの記事は、『明治大学広報』第767号「明大スポーツ新聞部ズームアップ」からの転載になります。
吉田大輝
所属 | 体育会拳法部 |
学部 / 学年 | 法学部 / 4年 |
出身高校 | 私立明治大学付属中野高等学校 |
身長 / 体重 | 167㎝ / 73㎏ |
過去には全日本学生選手権(以下、府立)で7連覇を達成している名門・明大拳法部。レギュラーメンバーの多くをスポーツ推薦者が占める中で、一般入部生でありながら副将としてチームをまとめているのが吉田大輝(法4=明大中野)だ。
「柔道の技術を生かせて大学から始めても日本一を目指せるところに魅力を感じた」。高校時代、柔道部だった吉田は一般入部生として明大拳法部の門を叩いた。練習を開始すると、スポーツ推薦者以外にも力のある一般生がひしめく中で吉田は早くも頭角を現す。柔道仕込みの組み技を武器に2年次には府立の団体メンバーの座を勝ち取り日本一に貢献した。
最終学年となった今年度は、周囲を気にかけられる視野の広さを買われ副将を任された。5月に行われた今季初の大会・東日本大学リーグ戦。今大会7連覇中の明大であったが、決勝で中大にまさかの敗北。「自分が強くなるだけではいけない。練習から自分がチームを引っ張っていかなければ」と、チームをけん引する者としての自覚を改めた。
先頭に立ち練習を引っ張る吉田の姿に感化されチームはより一層まとまりを強めていった。迎えた7月の全国大学選抜選手権。準決勝で因縁の中大に雪辱を果たした明大は、勢いそのままに決勝でも相手を圧倒。見事優勝を収めた。
「結果の出ない努力は努力とは言わない」。彼の座右の銘からも分かるように、吉田は4年間誰よりもストイックに練習に打ち込んできた。2022年12月11日、吉田にとって最後の府立が開催される。「3連覇へのプレッシャーを力に変え、必ず日本一になる」。4年間の集大成となる大会で日本一をつかみ取り、今までの努力が無駄ではなかったと結果で証明してみせる。
文提供/明大スポーツ新聞部 菅波 陸哉さん(情報コミュニケーション学部1年)
写真提供/明大スポーツ新聞部 牛嶋 淳太郎さん(商学部3年)
※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、『明治大学広報』第767号発行当時のものです。
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