Meiji NOW 明治とつながる 今をつたえる。

Pick Up
体育会に注目!
2023.06.13

全てのことに全力に|体育会体操部 渡辺匠郎選手

経営学部学生サークルスポーツ

こちらの記事は、『明治大学広報』第770号「明大スポーツ新聞部ズームアップ」からの転載になります。

渡辺匠郎

所属 体育会体操部
学部 / 学年 経営学部 / 2年
出身高校 岐阜県立大垣商業高等学校
身長 / 体重 158cm / 58kg

「体操だけが人生じゃない」。今年度体操部に期待の新人としてやってきた渡辺匠郎(経営2=大垣商)。高校3年次には個人、団体共にインターハイ出場を果たしている実力者には体操だけではない、彼の人生があった。

渡辺が体操と出会ったのは小学2年次。体操に対する第一印象は「怖そう」。しかし、その恐怖心は競技に没頭していくうちに自然と消えていった。高学年になると県大会優勝、全国大会入賞などの結果を残した。この頃から「大会が大きくなるにつれて自分の成長を感じ、体操が楽しくなった」と体操にのめり込んでいった。

高校は地元・岐阜県の大垣商高へ進学するも、1年次の冬にケガをしてしまい思うように体操ができない苦しい時間に。ケガが完治しないままコロナ禍の自粛期間が終わり迎えた最初の大会。満足のいく結果は出せず不完全燃焼に終わり、人生最大の挫折となった。

そんな渡辺を救ったのは親からの「大学は体操だけにこだわらずに決めてほしい」という言葉。この言葉で渡辺は「世界が広がった気がした。体操だけが人生じゃないと知ることができた」。そこから渡辺は以前から興味のあった英語の勉強を始める。大学も興味のあった経営の分野を学ぶために経営学部へ進学。一時は自分から体操をとったら何が残るのだろうと悩んだ時もあったが、体操以外に熱中できるものを見つけることができた。

現在は体操部の活動に励みながらTOEICの勉強と中小企業診断士の取得を目指している。忙しい生活ではあるが「結果ばかりにこだわっていた高校と違って大学は楽しい」と今を楽しんでいる。そんな渡辺の大切にしている言葉は「全てのことに全力に」。文武両道のエースは一日一日を全力で駆け抜ける。

文提供/明大スポーツ新聞部 島田五貴さん(文学部2年)
写真提供/同部 渡辺悠志郎さん(情報コミュニケーション学部3年)

※こちらの記事は、『明治大学広報』第770号(2023年2月1日発行)からの転載になります。

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

この記事をシェア