
こちらの記事は、『明治大学広報』第779号「明大スポーツ新聞部ズームアップ」からの転載になります。
藤山成悟
所属 | 体育会ボクシング部 |
学部 / 学年 | 商学部 / 1年 |
出身高校 | 富山県立上市高等学校 |
身長 / 体重 | 187cm / 75kg |
小学5年次にボクシング人生をスタートさせた藤山。それまでサッカーを習っていたが「ボクシングは個人競技で、自分だけの世界に入れるのが魅力的だった」とボクシングに没頭していく。
そして高校は伝統のある上市高に進学。しかし順風満帆な3年間とはならなかった。何よりもボクシングを優先させ、練習を続けるも、結果はそれには伴わず。また、同学年の仲間はほとんど退部し「ボクシングを嫌いになりかけた」。それでも努力を怠らなかった。「死ぬほど走り込みをした。ミドル級の中では誰よりも足が使える自信がある」。
そして迎えた高校3年次のインターハイ。インターハイは6日間連続で行われるため「とてもつらくて、メンタル的にもだいぶ苦しかった」。最終日の決勝戦では相手に主導権を渡してしまう展開に。結果は1-4の判定負け。悔しい準優勝となった。「最後に負けてしまったので、やはり自分の中では悔しさが残った」。だが、インターハイ準優勝という結果は富山県ではトップの成績。高校3年間に華を添え、新たなステージへと進んだ。
「将来はいろいろな世界を見てみたい。ボクシング部はどんな場面でも諦めないし『絶対に勝つ』という気持ちが強いチーム」と、明大に進学を決意。初めてのリーグ戦となった今年度は、ルーキーながら4勝1敗と善戦。最終戦・慶大戦では39秒KOと、圧倒的なボクシングを披露し、明大ボクシング部の2部残留に貢献した。
大学での目標は全日本大学王座決定戦に出場し、世界選手権にも出場すること。「自分の武器であるジャブと足を特化させて、ふるいにかけられても落ちないような選手になりたい」。藤山の活躍は、必ず古豪・明大ボクシング部の追い風となるに違いない。
文・写真提供/明大スポーツ新聞部 森口絵美理さん(商学部2年)
※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、『明治大学広報』第779号発行当時のものです。
Meiji NOWでは、Xアカウント(@meiji_now)で日々の更新情報をお知らせしています。Xをご利用の方は、以下のボタンからMeiji NOW公式アカウントをフォローして、情報収集にご活用ください。
※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです