
明治大学校友会は9月28日・29日の2日間、「おいでまあせ お接待の心うどん県。第60回全国校友香川大会」を開催した。前回の愛知大会に続き、全面開催となった今回は、28日にJRホテルクレメント高松で前夜祭が、29日に記念式典がサンポートホール高松(どちらも高松市)で催され、日本全国と海外支部から約750人の校友が参集した。
式典は、司会を西日本放送の戸倉裕記氏(1992年政経卒)と地元秋元酒店に勤める秋元彩夏氏(2022年法卒)が務め、香川県支部副支部長の小野兼資氏による開会宣言と、大会実行委員長の図子泰氏によるあいさつで幕を開けた。

大会会長の北野大校友会長は、「全国校友香川大会は2020年に第56回大会として開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止を余儀なくされた。今回、4年越しに開催できたことをうれしく思う」と開催準備に当たった香川県支部関係者への謝意を表すとともに、「この大会は、明治大学の素晴らしさを再認識できる場になる」と意気込んだ。
続いて、柳谷孝理事長と上野正雄学長が祝辞に立った。柳谷理事長は、前日の校友会役員らとの懇談会内で「学校法人明治大学の現状と展望」と題して講演したことを報告した。さらに「明治大学が創立150周年、そしてその先の未来においても一層輝き続けるために引き続いてのご理解とご支援をお願いしたい」と呼びかけた。上野学長は「明治大学が全国型大学であり続けるためには、大学が地方出身者を増やすべく取り組むこと、また校友の皆さまがそれぞれの地域と分野において大いに活躍していただき、一緒に明治大学のプレゼンスを高めていくことが重要」と力強く語りかけた。


来賓の大西秀人高松市長、尾畑彰一連合父母会長からの祝辞の後、北野会長と柳谷理事長による万歳三唱が行われ、香川県支部副支部長の濵口勇氏のあいさつで閉会となった。
休憩の後、記念講演会として池田豊人香川県知事、佃昌道高松大学長、俳優であり「うどん県副知事」を務める木内晶子氏によるパネルディスカッションが開催された。「香川の歴史、文化そして未来」をテーマにディスカッションが繰り広げられ、香川県の魅力について多くの意見交換が行われた。
会場をJRホテルクレメント高松に移して行われた懇親会では、讃岐獅子舞パフォーマンスなど趣向を凝らした演目が用意され、最後は、体育会応援団による指揮の下、参加した全校友が肩を組んで校歌を斉唱。「フレフレ明治」「フレフレ校友会」とエールを送り、盛り上がりの中、閉会となった。

