第27回ホームカミングデーが10月27日、駿河台キャンパスで開催された。
ホームカミングデーは、明治大学が校友を母校にお迎えし、明治大学の“今”に触れていただく年に一度のイベント。運営スタッフや出演者として多くの明大生が参加しており、校友と明大生との貴重な交流の場にもなっている。
過去最多となる5596人の校友が白雲なびく駿河台に集い、懐かしい旧友や恩師との再会、明大生との交流など晴れやかな秋の一日を満喫した。

アカデミーホールで挙行された記念式典は、フリーアナウンサーの吉澤美菜氏(2011年政経卒)の司会で進行。阿部芳郎運営委員長(文学部教授)の開会の辞に続き、主催者の柳谷孝理事長は第一声で「皆さまおかえりなさい」と呼びかけ、「今日はさまざまな企画を用意しているので、母校の“今”を大いに楽しんでください。このホームカミングデーを機会に、母校をさらに身近に感じていただくとともに、卒業生であることに大いに誇りを持っていただきたい」と校友らを歓迎した。
続いてあいさつに立った上野正雄学長は、「1881年に3人の若者が創立した明治大学は、今や60万人の校友を有する総合大学になり、権利自由・独立自治を実現する担い手が当時の何万倍にもなった。明治大学は皆さまにお支えいただきながら歴史を引き継いでいく」と校友らに大学の発展に向けて意を表した。
来賓の北野大校友会長は、「大学の評価に影響する項目の一つとして卒業生の活躍がある。多様性を意味する『ダイバーシティ』という言葉があるが、本学の校友は研究、スポーツ、メディア・芸能など各界に多様な卒業生を輩出していて、それぞれの活躍が大学の評価を高めている。さらに高めていけるように、力を合わせて頑張りましょう」と笑顔で呼びかけた。

その後、卒業後60・50・40・30・20・10年に当たる特別招待校友をそれぞれ代表し、▷社会保険労務士法人大槻経営労務管理事務所名誉会長・全国社会保険労務士会連合会名誉会長の大槻哲也氏(1964年商卒)、▷日本ラグビーフットボール協会名誉会長の森重隆氏(1974年商卒)、▷株式会社ホリプロ代表取締役社長の菅井敦氏(1984年商卒)、▷群馬県長野原町長の萩原睦男氏(1994年政経卒)、▷フリーアナウンサーの前田真里氏(2004年政経卒)、▷株式会社一休執行役員の平玄太氏(2014年経営卒)の6氏が、在学中の思い出や現在の仕事、母校への思いなどを語った。
さらに、寄付者顕彰制度における賛助員紹介、校歌斉唱と続き、盛況のうちに記念式典は終了した。
記念式典の後には、講演会やマンドリンOB倶楽部のコンサート、明大生によるパフォーマンスなど多数のプログラムを開催。学生団体MUSPによるストリートピアノ企画、恒例の寄付イベントや物産展、キッズコーナーも多くの人が楽しんだ。
