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校友
2025.04.01

政財界で活躍する校友との懇談会を開催

兼松株式会社代表取締役会長の谷川氏

明治大学は3月5日、法人役員・大学役職者と、本学出身の政財界人との懇談会を駿河台キャンパス・アカデミーコモンで開催した。この懇談会は政財界で活躍する校友同士のヒューマンネットワーク構築と、明治大学の近年の活動に対する理解を深めてもらうことを目的に実施しており、今回で8回目を迎えた。コロナ禍の中断を経て昨年度に続き開催となった今回は、国会議員や首長、企業の役員ら約200人が来校し、柳谷孝理事長、上野正雄学長らと懇談した。

冒頭、あいさつに立った柳谷理事長は、一堂に会した校友に謝意を示し、2031年の創立150周年に向けた駿河台キャンパス総合施設整備計画「SURUGADAI 6.0」や「山の上ホテル」の継承、そして1月に竣工した生田キャンパスのセンターフォレストなどを中心に、大学の近況を報告した。さらに、「明治大学は世界に開かれた大学、そして、世界に発信する大学として、未来に向けて輝き続けてまいりたい」と述べ、引き続きの大学への協力を求めた。

続いて、上野学長は、学生に対する起業支援や「紫紺の襷プロジェクト」などの取り組みを紹介し、「18歳人口が減少する中、一般入試の志願者数は増加した。皆さまの国内外での活躍が明治大学の高い評価にもつながっている」と感謝の意を表した。

出席者からは政財界を代表して兼松株式会社代表取締役会長の谷川薫氏(1981年工学部卒業)が登壇した。谷川氏は「明治大学はさまざまな知識と素晴らしい友を与えてくれた」と自身の学生時代を振り返るとともに、「校友は明治大学を卒業したという誇りを常に持っている。政財界で校友がさらに活躍し、そして後輩を育てていくという流れをつくっていきたい」とあいさつすると、会場からは大きな拍手が送られた。

向殿政男校友会名誉会長の乾杯でスタートした懇談会では、政財界人と大学関係者はもちろんのこと、随所で活発に意見交換や談笑をする姿が見受けられ、盛大かつ有意義な会となった。

※記事中の役職や学年などは、原則として取材時や2025年3月時点のものです