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2024.10.09

ミュージアムグッズ「土偶ヘアゴム」を販売開始 学芸員養成課程履修生が考案 

10月9日から販売される「土偶ヘアゴム」10月9日から販売される「土偶ヘアゴム」

明治大学博物館は、10月9日「土偶の日=ど(10)ぐ(9)う」から、ミュージアムグッズ「土偶ヘアゴム」を館内ミュージアムショップ「M2」にて販売する。

本商品は、学芸員養成課程の授業科目「ミュージアムコミュニケーションA(担当:駒見和夫文学部教授)」の課題を通じて生まれた。同科目では、今日の学芸員に求められる生涯学習の指導者としての役割を育むため、学生相互の議論や協働によるプログラム・企画の実践を重視している。

「明治大学博物館でミュージアムグッズの新製品を企画する」という課題に取り組んだ、宇津井望乃さん(大学院文学研究科 演劇学専攻1年)、関谷万理子さん(文学部史学地理学科 アジア史専攻4年)、吉川千智さん(文学部文学科 日本文学専攻4年)は、「展示品を身近に感じてもらい、明治大学博物館のことをより知ってもらう」という目的を掲げて、グッズの検討を行った。

商品化された「土偶ヘアゴム」は、推し活のトレンドアイテムであり、キャラクターやタレントの顔のみがプリントされたヘアゴム(通称「生首ヘアゴム」)から着想を得たもの。

土偶ヘアゴムは2種類あり(各300円)、それぞれ遮光器土偶<出土地:亀ヶ岡遺跡(青森県つがる市)と山形土偶<出土地:江原台遺跡(千葉県佐倉市)>が印刷されている。

土偶ヘアゴムには、印刷された土偶の解説が記されたポストカードが付いてくる。二次元バーコードを読み込むことによって、明治大学博物館ONLINEミュージアムにて、詳細画像や3D画像を楽しむことができる。

企画者の宇津井望乃さん(大学院文学研究科 演劇学専攻1年)は、「授業の課題として取り組んだミュージアムグッズ開発が、実際に商品化されて、とてもうれしいです。土偶は豊穣や安産を願う祭祀に用いられたと考えられており、それぞれ作り手の個性が表れています。土偶ヘアゴムを身近におき、縄文時代に思いを馳せて、自分時間を楽しんでいただければと思います」と今回の企画を振り返った。