神奈川県立生田高等学校(川崎市)で11月19日(火)、探究活動の中間発表会が開催され、明治大学理工学部生らが派遣講師を務めた。同校は神奈川県の「理数教育推進校」に指定されており、本学の生田キャンパスと同じ川崎市多摩区に所在していることから、理工学部と地元に根差した連携を進めている。
今回は2年生の生徒らが、興味を持ったテーマに対して約半年間にわたり課題設定・調査した成果を発表し、これに対して明大生がフィードバックを行った。
交流を終えた生徒からは「大学生は多様な視点を持っていると感じた。自身で気が付かなかったアドバイスをたくさんいただけた」「大学での研究の話を聞けて、今後のイメージができた。今自分が何をするべきか考えさせられた」といった感想があった。

講師を務めた学生らは「過去データとの比較を勧め、集めたデータの信頼性を検証することについてアドバイスした。多くの生徒が意欲的に研究に取り組んでいて、私自身にも良い刺激となった」(理工学研究科応用化学専攻 博士前期課程1年・梶本祐大さん)、「多角的な視点から探究し、柔軟で論理的に考える力を身に付けてほしいと思い助言した。高校生たちが活発に質問する姿が印象に残った」(理工学部応用化学科4年・杉本陽向さん)とそれぞれ活動を振り返った。
年代の近い高校生と大学生らによる活発な交流が生まれ、地元地域に根差した有意義な活動となった。(理工学部事務室)