集合写真。後ろは紫根染のシルクストール農学部が農場実習を行う黒川農場は8月4日から6日にかけて、東京都教育委員会が主催する「得意な才能を伸ばす教育(理数)」に協力し、本学が提供する「課題研究」プログラムを希望した高校生を受け入れた。
この事業は、理数分野を得意とする生徒がその才能を伸ばすこと、また国内外で活躍できる科学者や研究者を育てることを目的として運営されている。2022年度に始まり、黒川農場では毎年、高校生を受け入れている。
今年度は、東京都立農芸高等学校の生徒4人を迎え、「万葉の植物ムラサキと紫根染を学ぼう」をテーマとしたプログラムを実施した。農学部の伊藤善一専任講師、黒川農場の齋藤義弘客員教授、隅田裕明客員研究員、農学研究科博士後期課程2年の越田薫子さんが講師を務めた。
高校生は、絶滅危惧種「ムラサキ」の栽培や収穫方法を学ぶとともに、ムラサキを活用した化粧品(紫根リップ・紫根グロス)の試作、紫根の色素であるシコニンとその誘導体の薄層クロマトグラフィーや吸光スペクトラムによる分析、高貴な染色である「紫根染」、染布の測色等を体験。熱心に課題に取り組む様子が見られた。
黒川農場は今後も、先端技術を生かした地域振興や持続可能な農業の実現に向け、社会連携に取り組んでいく。
染布を測色する様子

