今日から5月です。連休はいかがお過ごしでしょうか。
新緑が始まり青々とした若葉のみずみずしい匂いが初夏を感じさせます。
いつの間にかやわらかい春の日差しからまぶしい夏の日差しへと変わり、ついつい木陰を探して歩いてしまいます。
そしてあと4日で立夏です。
さて、駿河台キャンパスに通われる学生さんは必ず一度は渡ったことのある横断歩道があると思います。
駿河台キャンパスのリバティタワーと大学会館の間にある短い横断歩道のことです。
横断歩道を坂の上のホテルに向け穏やかに続く坂の名前をご存知でしょうか。
実は明治大学に因んだ坂の名前が付けられております。
坂の名前は「吉郎坂」といい、明治大学総長を務めた商学博士佐々木吉郎の名に因んだ坂の名前が命名されており
名前を彫った小さな石標が坂下の横断歩道脇にひっそりとあります。
その明治大学総長を務めた佐々木吉郎とは・・・
商学部教授として長年、経営経済学を講義し佐々木経営学とも称されていた方で
ドイツで勉学し、ドイツ経営学の草分け的存在となっていました。
佐々木吉郎が中心となり、戦後の経営学の隆盛に鑑み、商学部から分離し「商学」と区別される「経営学」、
経営管理を対象とする専門の学部を創設しました。
彼は人格的にも「吉ちゃん」と親しまれ、坂の名前に命名されました。
「吉郎坂」の石標ですが、リバティタワー側の植え込みにひっそりとあるので見逃してしまいそうですが
横断歩道を渡る際に是非確認してみて下さい。
あまりに小さい石標なので可愛いとさえ思えてきます。
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