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2025.04.01

明治大学から新入生へお祝いのメッセージ

明治大学から新入生の皆さまへのお祝いのメッセージと、大学生活を充実させるための各種ご案内をまとめた特集号を制作しました。ぜひご覧ください。

  • 新入生へ贈る言葉
  • 資格取得のススメ
  • 世界に飛び出せ、明大生!
  • 「前へ!」就職
  • 明治大学の課外活動
  • キャンパススポット
  • MEIJI IDENTITY

学長メッセージ

明治大学の未来を託す皆さんへ

学長 上野 正雄

晴れて明大生となる新入生の皆さんに、明治大学を代表して心よりお祝いを申し上げます。入学、誠におめでとうございます。同時に、創立144年を経て、60万余の卒業生を世界に輩出してきた明治大学の未来を託すべき新たな構成員となる皆さんを大いに歓迎いたします。

明治大学は、江戸時代が終わってほんの十数年後に、3人の20代の若者によって、「権利自由、独立自治」を世の中に実現させるために創立されました。封建社会から近代社会へと大きく変わる時にかざされた、この「権利自由、独立自治」の旗がどれほどインパクトのあるものだったか、そして、明治憲法下の国家統治が長く続く中で、この旗をかざすことがどれほど難しく危険なことだったか、皆さん一人ひとりに想像をたくましくしていただきたいと思います。明治大学は、今に至るまで、これを建学の精神としてかざし続けてきたのです。

現在、明治大学はこの「権利自由、独立自治」を「個人の権利や自由を認め、学問の独立を基礎として自律の精神を養う」という理念を示したものと理解しています。そして、その実現のためには、権利自由の自律的な主体である一人ひとり、つまり「個」を相互に尊重し、強くしていくことが不可欠なのです。

この精神を実現するために創立され、現在もそのために存在している明治大学が、将来もそうであることができるよう、皆さんには、明治大学の構成員として、在学中はもとより、卒業後もさまざまな場面での出会いや挑戦を通じて、「個」を強くしてくれることを期待しています。それによって、この建学の精神が将来の明治大学へと伝えられ、明治大学の歴史が未来にも紡がれていくのです。

そのために、明治大学は、皆さんの学生生活を全力で支援します。皆さんも全力で学生生活を充実させてください。その先には、洋々たる皆さんの人生と母校明治大学の姿が見えるはずです。

理事長メッセージ

新しい時代の担い手となる皆さんへ

理事長 柳谷 孝

ご入学、誠におめでとうございます。新しく明治大学の仲間となる皆さんを心より歓迎いたします。

本学は、1881年に20代後半の志高き3人の若者により創立されました。江戸時代が終焉し、社会構造が大きく変化した激動の時代に、フランス法を学んだ岸本辰雄先生、宮城浩蔵先生、矢代操先生が、日本の近代化に不可欠である「法学」を普及させ、新しい世を作らんと学校をつくりました。それが明治法律学校であり、現在の明治大学であります。2021年には創立140周年を迎えましたが、開校当時の熱き想いは、「権利自由」「独立自治」の建学の精神として現在まで脈々と受け継がれています。「明治大学校歌」には、そうした本学の気風が溢れていますので、皆さんもぜひ、歌い継いでください。

さて、現代社会に目を向けますと、日本の人口減少は加速度的に進行しており、国立社会保障・人口問題研究所(IPSS)による最新の人口推計では、現在約1億2,400万人の人口は、2100年には約6,300万人に半減し、高齢化率は約40%になると予想されています。このように環境が大きく変化した社会においては、私たち一人ひとりが自らの歩む道をより一層しっかりと見定め、人類と地球環境との調和した未来を創造することに貢献していく必要があるでしょう。まさに本学が理念として掲げる「『個』を強くする」ことが我が国全体に求められる時代になるのです。

そのような新たな時代の真っただ中へと向かう皆さんにとって最も重要なことは、インターネットの検索結果やAIが導き出した答えを鵜呑みにして判断を委ねるのではなく、さまざまな価値観や文化的背景を持つ人たちとの交流を深め切磋琢磨をすることです。こうした経験を通じて、主体性をもって自ら「考える材料」を発見し、「社会にどのような価値を提供したいか」ということを考え続けてほしいと切に願っています。

皆さんの前途は、大きく開かれています。本学において、それぞれにふさわしい「個」を磨き、新しい時代の担い手として人間性豊かに成長を遂げられますことを大いに期待しております。

各学部長メッセージ

徹底的に自分と向き合ってみよう!

法学部長 長坂 純

ご入学おめでとうございます。教職員一同、皆さんが法学部へ入学されたことを心より歓迎いたします。

大学は、高校までと比べ、大幅な自由が与えられます。大学生は良い意味でのモラトリアム人間であり、大学生活は、じっくり自己と向き合うとともに、自ら学び、自分の今後の人生の土台を作る貴重な時間です。

法学部は、「論理的思考(リーガル・マインド)」を養うことを目標に掲げています。自分自身で問題点を発見し、徹底的に調べ、検討し、私見を説得力を持ってプレゼンテーションしてみるという姿勢です。

もちろん、友人との語らいやサークル活動、アルバイトなどを通しても、将来へ向けた貴重な経験を積んでください。モラトリアム人間からの脱却へ向けて前へ進みましょう。

実り多い学生生活を!

商学部長 高浜 光信

ご入学、おめでとうございます。皆さんが商学部を選んでくれたことに感謝し、教職員一同、心より歓迎いたします。

商学部では、「総合的市場科学」を理念に掲げ、経済、経営、マーケティング、金融、会計など多彩な分野を文理融合の視点から学び、研究する場を提供しています。また、専門知識の習得に加え、さまざまな教養を深めることで、社会やビジネスをより広い視野で捉える力を培うことができます。

ぜひ、授業やゼミ活動を通じて自ら課題を発見し、それに向き合い解決する力を磨いてください。

また、学生生活は、サークル活動などを通じて、自分自身の興味や可能性を広げ、人間性を高める絶好の機会でもあります。何事にも積極的に取り組むことで、可能性を大きく広げることができるはずです。

皆さんの学生生活が有意義で実り多いものとなることを、心より願っております。

常に疑問を持ち、疑問をそのままにしない学生生活を!

政治経済学部長 小野島 真

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。政治経済学部の教職員一同、皆さんを歓迎いたします。

政治経済学部には多様な講義・演習科目、多彩なプログラムがそろっています。選択肢が多くて悩ましいでしょうが、これからはあなたが「前へ」進むために何を学ぶか、自分自身で決めていかなければなりません。

何かを疑問に感じ、その疑問を自ら解決しようとする過程は、悩ましくも楽しいものです。その楽しさを数多く経験して、自らの視野と可能性を徐々に広げてください。

そして、学業以外の場面でも、大学内外で小さな挑戦を積み重ねてください。多様な考え方や価値観に触れることで、あなたの「個」がさらに強くなることを願っています。

皆さんが政治経済学部で充実した学生生活を送られることを!

高度で発展的な知的体験を

文学部長 田母神 顯二郎

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

文学部では、専門性と学際性を共に大事にしています。各自が選んだ専攻で専門的研究能力を高めながら、幅広い多様な知の世界を経験することで、激動する社会に対応できる柔軟な思考力と発想力を培っていきます。それはまた、皆さんが持っているたくさんの能力と可能性を調和的に発展させていくための道でもあります。

どうか文学部という「知の森」を探検し、高度で発見的な知的体験を重ねていってください。そして国際的な視野を広げると同時に、自分の「個」を確立していってください。

多くの友人と知り合い、人間性を深めていくことも大事です。明治大学で学ぶ全てのことが、皆さんの生涯の宝となるでしょう。

社会に何を与えますか?

理工学部長 渡邉 友亮

ご入学おめでとうございます、そしてようこそ理工学部へ。

さあ、いよいよ輝かしい大学生活が始まります。これからの4年間もしくは6年間で、何をしたいですか?

理工学部に入学する多くの皆さんは、学部を卒業もしくは大学院を修了した後に社会に旅立っていきます。高校までは学習、つまり過去や社会からのインプットが中心でしたが、卒業後は皆さんが社会に「何か」を与え続けなければなりません。大学生活を境に、インプット中心の生活から何かをアウトプットする生活に大きく変化します。

このような大きな変化に備えられるように、我々は皆さんの大学生活の中にさまざまな仕組みを用意しています。

新入生の皆さんと共に創造に満ちた生田キャンパスでの毎日を送れることを、教職員一同楽しみにしております。

大学での学びを楽しんでください

農学部長 竹中 麻子

ご入学おめでとうございます。農学部教職員一同、皆さんを心から歓迎いたします。

皆さんは今、大学生活への期待に胸を膨らませていることと思います。皆さんが学ぶ農学は、自然科学、社会科学、人文科学を基礎として、「いのち」「暮らし」「地球」の未来を考える学問です。食料問題や環境問題など、人類が解決を迫られている多くの重要な課題は、農学と深い関わりを持っています。農学部には、こうした課題の解決につながる学びがきっとあるはずです。

農学部では、講義で専門知識を学ぶだけでなく、実験やフィールドでの多くの実践的な学びの機会を用意しています。すでに分かっている正解にたどり着くのではなく、答えがない問題に取り組むのが大学の学びです。教員や他の学生とのつながりの中で、ワクワクしながら楽しく取り組んでほしいと思います。

自ら考え、行動し、社会に貢献できる人材へ

経営学部長 中西 晶

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

皆さんは、今日から、最も変化の激しい時代を生き抜くための第一歩を踏み出しました。経営学部では、単に理論を学ぶだけでなく、さまざまな実践を通じて、問題発見、問題解決の能力を養います。また、グローバル経営人材育成トラックGREAT、高度職業会計人養成トラックCAP、デジタル経営人材開発トラックDIGITといったプログラムを通じて、英語、会計、データサイエンスといった知識・スキルを活用し、イノベーションを起こす力を身に付けることもできます。

明治大学は「個を強くする」大学です。私たち経営学部は、皆さんが自ら考え、行動し、そして社会に貢献できる人材へと成長することを確信しています。教職員一同、皆さんの成長を全力でサポートしていきます。

情報コミュニケーション学の構築に向けて

情報コミュニケーション学部長 阿部 力也

「情報コミュニケーション学」とは何でしょうか。それは確立した学問領域を意味するものではありません。学際性と多様性を重視すること、すなわち重層的な学びを展開することが情報コミュニケーション学の目指すところであると考えます。

現代社会を取り巻くさまざまな事象は、単一原因によるものではありません。私たちには、学域を横断しながら事象を分析し、一定の問題解決を導くことが必要とされているのです。と同時に、多様性を重視するということには、「他者への共感」が求められます。他者への共感がなければ、「個を強くする」といっても意味がないのです。

広い視野を持ち、バランス感覚に秀でた人材の育成が現代社会において強く求められているからこそ、本学部において学ぶ意味が明確になるのです。

ご入学おめでとうございます。教職員一同、皆さんを歓迎いたします!

日本と世界のつなぎ手となれ Connect Japan and the World

国際日本学部長 鈴木 賢志

ご入学おめでとうございます。

この世界は不安定ですが、悲観すべきではありません。不安定だからこそ、皆さんの前には無数のチャンスが転がっているのです。日本と世界をつなぐ方法はたくさんありますが、この大学で、どうか自分だけの道を探してください。そのような努力が、この刺激的に絶え間なく変化する世界を生き抜く上で、きっと役に立つことでしょう。

Welcome to Meiji, welcome to our School!
This world is far from stable, but you should be far from pessimistic. There are numerous opportunities just because of that. There are many ways to connect Japan and the World, and I hope that you will seek your unique path at this university. That effort will certainly help you live well in this excitingly ever-changing world.

視野を広げ多角的な視点を身に付けて

総合数理学部長 荒川 薫

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

長い受験生活も終わり、ほっと一息ついているかもしれませんが、ここがゴールではありません。ここからがスタートです。大学は皆さんがこれからの長い人生を有意義に生きるための教育を行うところですので、これからも多くのことを学んでください。

特に、目先の問題だけに取り組むのではなく、10年後、20年後に起きる予期せぬ問題にも対応できるようになってほしいと思います。そこで重要なのが、広い視野と多角的な物事の考え方です。目の前にいきなり壁が現れても、少し遠くから全体を俯瞰すると壁の向こうへ行く道が見つかるものです。

この総合数理学部で、今自分が興味を持つ分野に打ち込むのも大切ですが、自分の周りにも目を向け、広い視野を持ち、多角的な考え方を身に付けてください。

ゴールを目指して信じる道を

大学院長 乾 孝治

大学院へのご入学おめでとうございます。

皆さんはそれぞれの未来を思い描き、新たな覚悟を持って大学院という新しいステージに進まれたことと思います。その大切な思いを胸に、これからの日々を充実したものにしてください。

研究の道のりは決して平坦ではありませんが、指導教員の伴走に支えられ、友人と励まし合いながら、自分が信じる道を選び進んでください。時には立ち止まり、引き返すこともあるかもしれませんが、諦めることなくゴールを目指して歩み続けてください。

大学院では、通常の専門プログラムに加えて、研究科横断カリキュラムや各種研究プロジェクト支援、社会貢献活動の機会も用意しています。多様な経験は人生を豊かにするだけでなく、研究を深化させる上で貴重な糧となるはずです。積極的な挑戦を期待しています。

社会の基盤としての専門家へ

専門職大学院長 山村 能郎

明治大学専門職大学院の各研究科へのご入学を心よりお祝い申し上げます。教職員一同、皆さまと共に学び相互に研鑽を積む機会を得たことをうれしく思っています。

我々の使命は、公共政策、ビジネス、会計、法律の専門家である高度専門職業人を養成することです。同時に、各研究科の専門領域に関する学識を深め、社会に対して新たな価値創造の場を提供することです。国際紛争をはじめとしてグローバルな政治経済環境は大きく流動化しています。一方で、さまざまな分野で技術革新が加速化し産業社会が大きな転換点を迎える現在、専門人材が解決しなければならない課題・問題は山積しています。

将来の社会を変革し得る真のプロフェッショナルとして、社会の基盤となることを期待するとともに、明治大学での生活を大いに楽しんでください。