2020.10.29

【11月1日~3日】第20回生明祭開催のお知らせ テーマは「轍」(わだち)


第20回オンライン生明祭ポスター

開催概要

開催日時 2020年11月1日(日)~3日(火)
開演12:00 閉演16:00
開催場所 オンライン上(cluster/YouTube/Zoom)
テーマ 「轍」(わだち)

生明祭史上初”オンライン”での開催

私たち生明祭実行委員会は、明治大学生田キャンパスの学園祭、通称「生明祭(いくめいさい)」の企画・運営を担っている総勢約200名の明治大学公認委員会です。

毎年11月初旬の開催に向け、3年生を中心に春先から準備を始めています。

ところが、今年はコロナ禍によりその活動は大きな変化を余儀なくされました。主な活動場所のキャンパス内施設は3月から閉鎖され、校外での活動も原則自粛となったため、全ての活動はオンラインでの会議ツール「Zoom」などを用いたスタイルに変えました。

オンライン会議中の様子

異例の状況下で活動を進める中、最も議論した点は、今年度の生明祭開催の可否と開催する場合の形態についてでした。委員一同、例年通りの実地開催を望みましたが、感染拡大のリスクは収まらず、6月にはキャンパスでの開催中止が判断されました。やむを得ないとは言え、この決定に私たちは落胆し、一時は目標を見失いました。委員の意見は分かれ、今年は諦めて来年の開催を充実させるよう動くべきとする者や、形態は変えてでも今年の開催にこだわるべきとする者など、さまざまでした。

こうした打ち合わせも全てオンラインです。パソコン画面の中の小さな顔と回線を通した声でのやり取りに、自粛生活のストレスも相まって、時には険悪な雰囲気になることもありました。

昨年の生明祭風景 ステージ看板

しかし、今一度原点に戻り、学園祭の存在意義やそれがもたらす提供価値を確認し合う中で、多くの学生にとって各人の”個”を輝かせる大切な場である学園祭を無くしてしまっていいのか、という問い掛けの前に皆立ち止まりました。

日頃の研究や課外活動で積み上げてきた結果の集大成を披露する場。新たなステージへ進むための1つの節目としての場。こうした場を作り上げ提供するのが、私たち生明祭実行委員ではなかったのか......。

議論を続けるうちに私たちの意志はまとまりはじめ、今の状況で最大限学園祭としての価値を引き出せる開催形態を懸命に模索しました。その結果、生明祭史上初となる“オンライン“での開催を決定しました。

昨年の生明祭風景 円陣

生明祭の見どころ

通常キャンパス内で行っていた催しや成果披露の場の代替として、SNSやホームページ、YouTubeなどを活用します。また生明祭の特徴の一つとして代々大切にしてきた「地域に根差した学園祭作り」という考えに沿い、農学部と地元農家の皆さまのご協力のもとに、実施する企画も検討中です。

 

                    第20回生明祭テーマ「轍」(わだち)

                      たどってきた軌跡を糧に

                       今新たな車輪を回し

                      行く先の見えない世界へ

 

コロナ禍の中で、私たちは生活様式を大きく変化させる必要に迫られています。アナログからデジタルへ、ローカルからリモートへ、リアルからヴァーチャルへ。さまざまな変化に対応し、また自ら変化を起こして、今後の生活に生かさねばなりません。先の見えない世界の真っただ中にいるからこそ、これまでご支援頂いた方々やご来場者の皆さまと描いてきた軌跡を生かし、新しい生明祭作りへ全力で取り組んで行きたい、という思いからこのテーマを掲げました。

情報は下記のホームページに随時掲載しておりますので、ぜひ一度ご覧になってみてください。

今後とも皆さまのご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

生明祭実行委員会集合写真

第20回生明祭公式サイト・SNS

第20回生明祭に関する詳しい情報につきましては、こちらをご覧ください。

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