
2024年9月26日、情報コミュニケーション学部の島田剛ゼミナールの学生たちは、お茶の水ソラシティで開催された「パンマルシェ」にて、サステイナブル・コーヒーのドリップバッグを販売した。パンマルシェは、都内のさまざまなパン屋やベーカリーが集まってパンを販売するイベント。
このコーヒーは、コーヒーハンターであるJosé.川島良彰氏が代表を務める株式会社ミカフェートの協力の下、商品開発したもの。生産者と消費者の双方に利益をもたらすことを目的としている。
今年は「あなたの一杯をどう決める?」というテーマで、アンケートに回答いただくQRコードを準備し、販売を行った。これは、品質に応じた価格設定が生産者と消費者双方にとって重要であると考えているため。また、価格、味、生産地、パッケージなど、「何に魅かれてコーヒーを購入するのか」を知ることで、より良いコーヒー商品の在り方を考えるきっかけにしたいと考えた。
今後、明大祭などでも販売・調査を行い、結果をまとめていく予定。パンマルシェでの販売は好評で、昼過ぎには準備していたセットが売り切れとなった。売上はまとまった段階で、コーヒー生産者などに寄付をする予定。

また、9月25日には、一般社団法人日本サステイナブルコーヒー協会が主催する「チャレンジコーヒーバリスタ」に、島田ゼミの学生たちがボランティアとして参加した。これは、障がい者のバリスタ技術の向上と、それによる「新しい雇用の創出」を目指すイベント。学生たちは、審査員の審査結果の集計や、表彰式の運営などを手伝った。
両方のイベントに参加した渡辺悠志郎さん(4年)は、「今回の活動を通じて、コーヒーを通じた社会貢献の可能性を実感しました」と語った。
