明治大学図書館は7月、「明治大学図書館振興資金」により2025年度に取得した中世ヨーロッパおよび江戸時代前期の特別資料を、明治大学デジタルアーカイブで公開した。
同資金は、学術資料の継承や特色あるコレクションの維持・拡充、図書館環境の整備を目的に2018年度に設立されたもので、これまでの寄付額の累計は2500万円に上る。
『チョーサー著作集』ストウ編(初版、1561年、ロンドン刊)
原題:『The woorkes of Geffrey Chaucer, newly printed, with diuers addicions, whiche were neuer in printe before: with the siege and destruccion of the worthy citee of Thebes, compiled by Jhon Lidgate, Monke of Berie. As in the table more plainly dooeth appere.』
(左)『チョーサー著作集』タイトルページ、チョーサーの紋章、(右)同著作集内の「カンタベリー物語」タイトルページシェイクスピアに並び、英語で最も影響力のある作品を残し、英語の発展に大きな役割を果たしたチョーサーの5番目の著作集。18世紀の革装丁。
『うつほ物語』二十冊(江戸前期写、木曾本系統)
『うつほ物語』二十冊
巻号1「としかけ」『うつほ物語』は、平安時代中期の十世紀後半に成立した日本最古の長編物語。前半は、清原俊蔭とその孫・仲忠を中心とする秘琴伝授の物語で、後半は、恋愛を通して貴族社会を写実的に描いた物語。本書はその江戸時代前期の写本。
明治大学デジタルアーカイブ
明治大学図書館では、貴重書・準貴重書を含む特色あるコレクションの一部をデジタルアーカイブとして公開しており、学内外での利用が可能となっている。
(明治大学図書館)


