
農学部の野菜園芸学研究室(元木悟教授)は、3月21日に生田キャンパスで「明治大学フィールドデー2024春」を開催。アスパラガスの魅力や生産現場の最新情報の発信を行った。
参加者が生産現場の課題について理解を深めることを目的として、全国から集まったアスパラガスを実際に食べてそのおいしさを審査する「アスパラガス品評会」や、圃場セミナー、パネルディスカッションなどの企画が催された。
パネルディスカッションでは、元木教授と二見萌菜さん(3年)に加え、専門家計6人が登壇し「消費者が求めるおいしいアスパラガスの特徴」をテーマに議論が行われた。品評会で評価が高かった「甘味と苦味が共存するアスパラガス」を紐解くため、生産者の栽培管理方法などを話題に展開。また、流通網の発達によって、太いアスパラガスへの消費者の嗜好性が高まっていることなど、生産・流通・消費といったさまざまな観点から議論が深められた。
イベントを終え、元木教授は「野菜園芸学研究室では、今後も生産現場直結型の研究を行い、生産者目線に立った研究を続けていきたい」とコメントを寄せた。
