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2026.10.05

転写制御ネットワークを理解し、転写因子の機能をゲノムスケールで解明|農学部・島田友裕研究室

農学部教員学生ゼミ・研究室

明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は農学部の椎名さんが、島田友裕研究室を紹介してくれます!

研究室概要紹介

島田研究室(ゲノム微生物学研究室)は、ゲノム転写制御機構の全体像の理解を基盤とし、細胞システムの理解・応用へつなげています。一つの生物が持つ全ての転写制御因子の機能や役割を同定することで、ゲノム転写制御ネットワークの全体像を理解し、生物がゲノムにある全遺伝情報および全機能を利用する仕組みについて、一つの生物を丸ごと解明することを目指しています。

島田研究室ではこんなことを学んでいます!

ゲノム解析技術の進歩により、生物を構成する遺伝情報の全体像を明らかにすることができるようになりました。生物は持っている遺伝子を常に利用しているのではなく、環境変化に応じてどの遺伝子をどれだけ利用するかを調節しています。この調節を担っているのが転写制御因子です。遺伝子とそれを制御する転写因子との相互作用メカニズムの理解はいまだ不十分です。そこで、島田研究室では、生物が持つ全ての転写因子の機能をゲノムスケールで解明しています。

アピールポイント

研究室の面白さは、「生物を丸ごと理解する」というスケールの大きさにあります。個々の遺伝子機能の知見が最も蓄積している大腸菌をモデル生物とし、大腸菌がもつ約300種の転写因子全てを研究対象としています。独自に開発したGenomic SELEX法を用いて、ゲノムの全遺伝子を対象とした制御を一つずつ解析していくことで、生物が環境に応じて遺伝子を使い分ける仕組みを分子レベルで理解することが可能になります。未知の遺伝子制御や生物の仕組みを、自ら解明できる点が最大の魅力です。

研究室の様子

研究室の雰囲気

ゲノム転写制御機構という新規性の高い研究に取り組んでいるため、1人では解決できない課題に直面することも多くあります。そのため、互いに相談し合い、協力して研究を進めていける温かい雰囲気があります。全員が共通して、大腸菌という一つの生物をモデルに転写制御の仕組みを研究をしていることで、同じ視点で話し合えるので議論しやすいです。研究対象の転写制御因子は一人一人異なりますが、「一つの生物を丸ごと理解する」という共通の目的にみんなで向かっている一体感があります。

さらに、研究室には大学院留学生が在籍していたり、短期の留学生を受け入れたりしているため、研究を通じて国際的な交流ができる環境もあります。

先生の紹介

島田友裕先生

島田先生は、転写因子解析のエキスパートです。また、明治大学農学部農芸化学科の卒業生で、私たちの先輩でもあります。質問や相談に丁寧に向き合ってくださり、学生目線で親しみやすい先生です。

ゼミ仲間との写真(タイからの短期留学生らと)

私はこんな理由で研究室を選びました!

高校生の頃から、生物の遺伝子分野に興味がありました。特に、「持っている遺伝子を常に発現させているのではなく、環境の変化に応じて使い分けている」という仕組みが、とても興味深いものだと感じていました。研究室では、生物が遺伝子を利用する仕組みを学べるだけでなく、実際に自分の手で未解明の転写制御を解明できることや、その研究成果を原著論文として世界に発信できることに強く引かれ、この研究室を選びました。

島田研究室あれこれ

人数

22人(3年次:8人、4年次:9人、大学院生:5人)

卒業生の主な進路

キユーピー株式会社、読売新聞グループ

研究室の情報を紹介してくれた方椎名にこさん(農学部4年・東京都立城東高等学校卒)

紹介者(写真右)と島田先生

私の研究テーマ
「アルギニン応答性転写因子の新規機能解明」

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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