Meiji NOW 明治とつながる 今をつたえる。

Pick Up
世界で学ぶ!
2024.03.15

シリコンバレー付近のグローバルな環境で技術とビジネスを学ぶ(夏木優佳さん)

理工学部学生留学国際交流海外トップユニバーシティ留学海外トップユニバーシティ留学奨励助成金付属明治高等学校・明治中学校

明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は理工学部の夏木さんが、アメリカでの留学体験を紹介してくれます!

留学体験を紹介してくれた方夏木優佳さん(理工学部4年)

留学先 アメリカ
大学名 カリフォルニア大学バークレー校
留学プログラム名 海外トップユニバーシティ留学奨励助成金A対象プログラム
カリフォルニア大学バークレー校 サマーセッションズ
※2024年海外トップユニバーシティ留学募集要項は、こちら。(参考)
※明治大学学生海外トップユニバーシティ留学奨励助成金は、こちら
留学期間 2023年5月~2023年8月
卒業高校名 私立明治大学付属明治高等学校

留学準備について

留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?

将来はグローバルIT企業で働きたいと考えていたこともあり、「大学入学後はシリコンバレー付近へ長期留学をしたい!」という思いがずっとありました。理系学部に所属しながら実現可能な長期留学の機会を探し続け、コロナ禍の状況と就職活動が落ち着いたタイミングで留学を決心しました。

キャンパスを象徴する建物、Sather Tower

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

留学する目標を明確に整理しておくことが最も大切です。学業面とそれ以外において、「絶対に成し遂げたいこと」と「できれば実現したいこと」をそれぞれ記録しておくと分かりやすかったです。カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)の授業は比較的難しく大変なものが多かったのですが、課題に追われて忙しい時でも立ち返ることができ、モチベーションを保つことにつながりました。

語学に関しては、授業でよく使われる専門用語の英語を調べておくことや、日本語で予習をしておくことで、スムーズに理解することができました。

授業の休憩時間での一枚

受験した語学試験があれば教えてください。

TOEIC

  • 2022年6月:950点

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?

コンピューターサイエンスを学ぶハイレベルな環境があるUC Berkeleyで、似たような目標を持っている学生と一緒にプロジェクトに取り組むことを経験したいと考えたためです。また、データサイエンスと、ユーザーリサーチ・プロダクトデザインの体系的な知識を身に付けたいと考えていました。

さらに、大学がシリコンバレー近くに位置することから企業との関わりも多いという特徴があるため、授業外ではシリコンバレーで活躍されている方と直接交流する機会を作りたいと考えていました。

キャンパスに10以上ある図書館のうちの一つです

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?

布団などのかさばるものや、電圧やコンセントの形状が異なる電気製品は、現地調達が便利でした。キャンパス内にある巨大なAmazonロッカーに、現地到着日に届くよう事前に送っておくことで、初日から快適に過ごすことができました。教科書は数も量も多かったため、電子版を利用することをお勧めします。

International Houseの中庭

理系の学部に所属し、最終学年で留学プログラムに参加することで、大変だったことは?

留学に最大限専念できるように、早めに就職活動を開始しました。特に3年次のサマーインターンシップに力を入れ、できるだけ秋の早期選考を受けることで、留学の入学申請や寮の手続きが始まる1、2月までに就職活動を大方終えるように調整しました。

明治大学での研究に関しては、時差があったり留学先の課題が多い時期があったりして、時間の調整が大変なこともありましたが、オンラインで毎週のミーティングに参加し、先生や研究室の仲間と事前に相談して決めたタスクを担当することで、留学中も研究との両立を図ることができました。

留学生活について

留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?

留学の目的は、将来の目標を見据えて、グローバルな環境で技術とビジネスの両方を学ぶことと、シリコンバレーをはじめ現地で活躍されている方への理解を深めることでした。

まさに技術とビジネスの双方を考える必要があるワークショップ形式の授業などを通して、これまでは断片的であった内容をより体系的に学ぶことができました。また、実際に現地のIT企業で働いている方へインタビューを行ったり、現地で開催されているTech Weekや技術系のカンファレンスに参加したりするなど、当初想定していたよりも多くの機会に恵まれ、理解を深めることができました。

UC Berkeley Haas School Of Business(ハース・ビジネススクール)の正門

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?

オフィスアワーで積極的に先生と対話

オフィスアワー(※)を積極的に活用することを意識していました。授業や課題で分からなかった部分の確認だけでなく、将来のキャリアに関する相談など個人的な話をする機会もありました。先生のオフィスだけでなくカフェで話すこともあり、日本とは違う習慣も面白い点でした!

※オフィスアワー:学生の質問や相談に、教員が個別に応じる時間帯のこと

オフィスアワーはこのような屋外のテラス席で行われることもありました

授業以外の時間も有効活用し、視野を広げる

授業以外の時間の有効活用を意識していました。午前2時でも図書館で勉強している学生がいることが珍しくないほど、全体的に課題の難度やボリュームが大きく大変でしたが、時間ができた時は、将来目指している仕事をしている方にお話を聞きに行ったり、他の都市を訪れたりして、視野を広げるよう心掛けました。

週末にアリゾナ州を訪れたときの一枚

メッセージ

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

少し手が届かないと感じることを実現するための行動力と、タイムマネジメント力が身に付きました。行動力については、難しいと感じてもトライすることと、むやみに実行するだけでなく、実現するための道筋を論理的に考えた上で行動することという二つの側面を意識するようになりました。タイムマネジメント力については、学業もそれ以外もやりたいことがたくさんある中、バランスを取ることが常に必要な環境だったことで鍛えられました。

寮の7階から見た夕焼け

後輩へのメッセージをお願いします

「英語力を伸ばす」「異文化に触れる」「専門分野を深める」など、留学に対してさまざまな目的があると思います。留学先では、日本での普段の生活と異なることに挑戦できる機会が多くありますが、このような機会は、自分から積極的に探しに行かなければ知らないままになってしまいます。留学というせっかくの機会を十分に活用するためにも、検索して得られる情報はもちろん、SNSや留学していた先輩方、現地に住んでいる友人などに聞いてみることをお勧めします。

より一層充実した留学生活となるよう、応援しています!

Sather towerの展望台からの一枚
ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

この記事をシェア