内定先を選んだ理由を教えてください。

憧れていた航空業界の中でもJALを選んだ理由は、商品やサービスの品質を重視する社風や選考で関わった社員の方々の温かい雰囲気に引かれ、心から「ここで働きたい」と思えたからです。

また、業務企画職の数理・IT系が担う業務の一つに、お客さまの声などのデータを分析し品質強化に向けたヒントを見出すマーケティング分析があり、「この業務に携わり、ゼミナールで習得したスキルを生かしたい」と思ったことも、JALを選んだ決め手です。

• 日本航空株式会社（採用ページ）

どんな大学生活を送っていましたか？

学業とアルバイトを中心とした学生生活を送りました。学業においては、言語学系の授業を多く履修していました。ゼミナールでは計量言語学を専攻し、数理・IT系を目指すきっかけとなったデータ分析のスキルが身に付きました。

アルバイトは、インテリアショップの店員と塾講師を経験しました。お客さまや生徒、先輩・後輩との関わりの中で何度も課題に直面しましたが、一つひとつ乗り越えることで自分の強みが明確になっていきました。

就職活動はいつぐらいから、どのように進めましたか？

マイナビなどのサービスには2023年卒業予定の学生向けにオープンされてからすぐに登録しましたが、本格的に動き出したのは就職活動解禁の直前である2月でした。出遅れたという自覚はあったので、予定がない日はほとんど就職活動に充て、ES（エントリーシート）やテストの対策をしました。

3月からは合同説明会や企業説明会に多数参加して、業界・企業研究を進めました。短期集中で就職活動を行いましたが、各企業のESを提出する頃には遅れを挽回できました。

就職活動をする上で役立ったアイテムがあれば教えてください。

LEDリングライトです。部屋の照明だけでは顔に影ができ、暗くぼやけてしまっていましたが、ライトをパソコンのカメラの横に取り付けると顔がはっきり映るようになり、明るい印象を与えることができたと思います。私は合同説明会でいただいた、クリップ式で明るさや色味を変えられるものを使っていましたが、三脚式やスマホ用など多様な種類のライトがあるので、自身の面接の環境に合ったものを選ぶことをお勧めします。

役立ったアイテム：LEDリングライト

就職活動を終えて「やっておいて良かったこと」を教えてください。

最初から業界を絞りすぎなかったことです。航空業界への思いは強かったものの、狭き門だと聞いたこともあったので、まずは幅広い業界の企業説明会に参加しました。多くの情報に触れたことで先入観がなくなり、自分に合う業界や本選考に進む企業を冷静に選べました。加えて、さまざまな業界・企業の理解と比較を通じて、「なぜ航空業界なのか」「なぜJALなのか」という理由を、説得力のあるものに仕上げることができました。

「やっておけば良かったこと」はありますか？

OB・OG訪問です。事業内容や自社を取り巻く環境をよく知っているOB・OGからお話を伺うことで、業界研究や企業研究を効率良く進められるほか、ESの読み手や面接官をより納得させる志望動機を作ることができたかもしれません。さらに、OB・OGは選考を突破して入社された方々でもあるので、内定への近道となる有益なアドバイスを得られたのではないかと感じています。

コロナ禍の就職活動で大変だったことは？

パソコンやタブレットを見続けることによる身体の疲れです。感染拡大防止のため、ほとんどの企業の説明会や一次面接はオンラインで開催されました。私は説明会や面接を一日に詰め込んでいたので、長時間にわたって同じ姿勢でパソコンやタブレットに向き合うことになり、全て終わった頃には気疲れも相まって身体が重くなり、すぐに寝てしまいました。オンラインでの活動が立て込むときは、適度に目を休ませて身体を動かすことをお勧めします。

これから就職活動を迎える明大生へのメッセージ・アドバイス

就職活動で大切なことは、等身大で勝負することだと考えています。サークルや留学、インターンの経験がない私は、ESや面接の内容にインパクトがないことが不安でしたが、振り返ると、評価されたのは経験自体の大きさではなく、どう考え行動し成長したかという経験の中身と、それを偽りなく伝える素直さだと思いました。

自分では取るに足りないと感じる経験にも自信を持ち、そのままの皆さんをアピールしてください。応援しています！

• 「文学部卒業生からのメッセージ～文学部での学びがあってこそ今の自分がある～」（2023年02月01日 – 明治大学）
• 受験生のための学部選択ガイド Step into 文学部（明治大学）

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