Meiji NOW 明治とつながる 今をつたえる。

Pick Up
インフォメーション
2024.04.01

新入生の皆さんに向けた各学部長などからのお祝いのメッセージを公開します

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます!
こちらのページでは新学期開始に先立ち、学長・理事長・各学部長・大学院長・専門職大学院長などから皆さんに向けたメッセージをご紹介します。ぜひ、ご覧ください!

学長メッセージ

明治大学の歴史を紡ぐ

学長 上野 正雄

晴れて明大生となった新入生の皆さんに心よりお祝いを申し上げます。ご入学、誠におめでとうございます。
また、創立143年を経、60万余の卒業生を世界に輩出してきた明治大学の将来を託すべき新たな構成員となった皆さんを大いに歓迎いたします。末永くよろしくお願いいたします。
明治大学は、江戸時代が終わってほんの十数年後に、「権利自由、独立自治」の精神に基づいて創立されました。封建社会から近代社会へと世の中が大きく変わる時に掲げられた「権利自由、独立自治」の旗がどれほどインパクトのあるものだったか、そして、明治憲法下の国家統治が長く続く中で、先人たちがこの旗を掲げ続けることがどれほど難しいことだったか、新たな構成員となった皆さん一人ひとりに想像をたくましくしていただきたいと思います。現在、明治大学は、これを建学の精神とし、「個人の権利や自由を認め、学問の独立を基礎として自律の精神を養う重要性を示したもの」と理解しています。現代においても、その実現には、権利自由の自律的な主体である一人ひとり、つまり自他を問わず相互に「個」を尊重し、強くすることが必須なのです。自動的に実現するものではありません。
私学である明治大学は、この精神を実現するために創立され、今もそのために存在しているのです。そして、将来もそうであることができるよう、皆さんには、明治大学の学生として、そして構成員として、大学内外のさまざまな場面での出会いや挑戦を通じて、「個」を強くし、それによって、この精神を将来の明治大学へと伝え、明治大学の歴史を紡いでいっていただきたいと願っています。
そのために、明治大学は、皆さんの学びと生活を全力で支援します。皆さんも全力で大学生活を充実させてください。その先には洋々たる皆さんの人生と母校明治大学が見えるはずです。

理事長メッセージ

未来の創り手となる皆さんへ

理事長 柳谷 孝

ご入学、誠におめでとうございます。新しく明治大学の仲間となる皆さんを心より歓迎いたします。
本学は、1881年に20代後半の志高き3名の若者により創立されました。江戸時代が終焉し、社会構造が大きく変化した激動の時代に、フランス法を学んだ岸本辰雄先生、宮城浩蔵先生、矢代操先生が、日本の近代化に不可欠である「法学」を普及させ、新しい世を作らんと学校をつくりました。それが明治法律学校であり、現在の明治大学であります。一昨年で創立140周年を迎えましたが、開校当時の熱き想いは、「権利自由」「独立自治」の建学の精神として現在まで脈々と受け継がれています。「明治大学校歌」には、そうした本学の気風が溢れていますので、皆さんが歌い継いでくれることを願っております。
さて、私たちは今、後の歴史に問われるであろう大きな転換期に差し掛かっています。現下の世界情勢に目を向けますと、未だ終結の兆しが見えないロシアによるウクライナ侵攻や、ハマスやヒズボラそしてフーシ派をはじめとするイスラム組織とイスラエルの軍事衝突は、世界の分断を一層加速させるとともに、資源価格や為替市場など経済にも大きな影響を与え、国際社会には不透明感と緊張感が増しています。また、ChatGPTに代表される生成AIは新たな産業革命と呼ばれ、さまざまな分野で革新的な活用が期待されています。一方、世界経済フォーラムが本年1月のダボス会議前に公表したグローバルリスク報告書では、「誤報と偽情報」が今後2年間における最も大きなリスクとされ、AIが選挙介入からサイバー犯罪、軍事目的に至るまで、あらゆる場面で悪用される危険性を指摘しています。
皆さんは、このように混沌の中で目まぐるしく変化を続け、未来予測が困難な時代の真っただ中へと向かっていくことになります。これから始まる大学生活において、勉学に励むことはもちろんのこと、さまざまな価値観や文化的背景を持つ人たちとの交流を深め、切磋琢磨してください。また、世界で起きているさまざまな問題や課題に当事者意識を持ち、今後社会はどうあるべきか、そしてその実現のために自分自身は何をすべきなのか能動的に考えを巡らせてほしいのです。
皆さんの前途は、大きく開かれています。本学において、それぞれにふさわしい「個」を磨き、新しい時代の担い手として人間性豊かに成長を遂げられますことを大いに期待しております。

各学部長メッセージ

モラトリアム人間からの脱却を!

法学部長 長坂 純

ご入学おめでとうございます。われわれ教職員一同、皆さんが法学部へ入学されたことを心より歓迎いたします。
大学では、高校までと比べ、大幅な自由が与えられます。大学時代は、良い意味でのモラトリアム人間として、じっくり自己と向き合うとともに、自ら学び、自分の今後の人生の土台を作る貴重な時間です。そして、法学部では、「論理的思考(リーガル・マインド)」を養うことが目標です。自分自身で問題点を発見し、徹底的に調べ、検討し、それを説得力を持ってプレゼンテーションしてみるという姿勢です。
もちろん、友人との語らいやサークル活動、アルバイトなどを通しても、将来へ向けた貴重な体験を積んでください。モラトリアム人間からの脱却へ向けて前へ進みましょう。

商学部は「多様な学び」で皆さんの挑戦を後押しします

商学部長 中林 真理子

ご入学おめでとうございます。教職員一同、皆さんが商学部を選んでくれたことに感謝し、入学を心から歓迎します。
商学部では商学を「総合的市場科学」と捉え、市場にかかわるあらゆる理論を多様な領域から学べる体制を整えています。また、「ビジネス・インサイト」や「特別テーマ実践科目」など授業で学んだことを実践につなげるための科目もあります。授業選択の自由度が高く、留学などの挑戦がしやすいカリキュラムになっています。商学部には幅広い学びの選択肢があります。自分の目で情報を吟味し、これらの選択肢を心置きなく活用し、本当に学びたいことを見つけましょう。
最後に一言。期待に満ちた新生活でも、時には不安になることもあるかもしれません。そんな時は一人で抱え込まずに、学生相談室なども活用できることも覚えておいてくださいね。

大きく飛躍されることを!

政治経済学部長 藤永 修一

ご入学おめでとうございます。政治経済学部に入学されたことを、教職員一同、心から歓迎いたします。
皆さんはこれから新たな一歩を踏み出すことになります。環境が大きく変わる中、希望とともに不安も抱えていることでしょう。政治経済学部では皆さんが「前へ」と歩んでいくためのお手伝いをします。優秀な先生方、多様な授業科目をそろえたカリキュラム、そして学部独自の強化プログラムを用意しています。積極的に活用してください。さまざまなことにチャレンジすることが、皆さんが大きく飛躍するための第一歩となります。自らの力で飛ぶことのできないグライダー人間ではなく、自力で自由に世界中を飛び回ることのできる飛行機人間となり、未来に向かって大きく羽ばたいてください。
政治経済学部に入って本当に良かったと胸を張って言える学生生活を送られることを!

「知の森」の自由な旅へ!

文学部長 田母神 顯二郎

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
文学部では、皆さんが選んだ専攻で専門的な研究能力を高めながら、幅広く多様な知の世界を経験することで、激動する社会に対応できる柔軟な思考力と自由な発想力を培っていきます。それはまた、皆さんの内にあるたくさんの可能性を調和的に発展させていく道でもあります。どうか文学部という「知の森」を冒険し、高度で発見的な知的体験を貪欲に重ねていってください。そして国際的・学際的な視野を広げると同時に日本を深めていってください。さあ、準備はできましたか。皆さんの知的アドベンチャーのスタートです!どんなゴールに行き着こうと、それは皆さんの生涯の宝となるでしょう。

「個」は他者との相互作用で強くなる

理工学部長 立川 真樹

ご入学おめでとうございます。明治大学理工学部を選んでくれたことに感謝し、皆さんを心から歓迎します。
大学は、皆さんが大人へと成長し、社会に飛び出していくのをアシストする発射台のようなものです。大学生活では自由な時間を享受できます。学業や研究はもちろん、サークル活動やボランティアなど、大学が提供するさまざまな舞台から何を得るかは君たち次第です。勇気を出して一歩踏み出せば、そこには必ず新しい可能性と出会いの場が広がります。
明治大学は「個」を強くする大学。そして「個」は他者との相互作用で強くなります。偶然に同じ時を共有することになった友人や教員との交流を通して皆さんが大きく成長し、ポストコロナの新しい時代を力強く生き抜いていくことを期待します。

大学での学びを楽しんでください

農学部長 竹中 麻子

ご入学おめでとうございます。農学部教職員一同、皆さんを心から歓迎いたします。
大学生活への期待に胸を膨らませていることと思います。皆さんが学ぶ農学は、自然科学、社会科学、人文科学を基礎として、「いのち」「暮らし」「地球」の未来を考える学問です。食料問題や環境問題など、人類が解決を迫られている多くの重要な課題は農学と深い関わりを持っています。農学部には、こうした課題の解決につながる学びがきっとあるはずです。
農学部では、講義で専門知識を学ぶだけでなく、実験やフィールドでの多くの実践的な学びの機会を用意しています。すでに分かっている正解にたどり着くのではなく、答えがない問題に取り組むのが大学の学びです。教員や他の学生とのつながりの中で、ワクワクしながら楽しく取り組んでほしいと思います。

共に豊かな未来をつくる

経営学部長 中西 晶

ご入学おめでとうございます。ようこそ経営学部へ。心から歓迎いたします。
コロナ禍や世界情勢の変化、大規模自然災害など、不確実性の高い時代ですがこれから始まる学生生活の中で、皆さんは何を学んでいきたいですか?
本学部は、私学初の経営学部として、昨年設立70周年を迎えました。こうした伝統とともに常にイノベーションの精神を忘れず進化してきました。大学での学びの場は、教室の中に限りません。経営学部では、企業や自治体など国内外の多様な主体との交流の中で、問題を発見し、課題を解決していく力をつけるための多彩なプログラムを用意しています。
経営学部での学びを通して、自らのキャリア形成を主体的に考え、高い視座、広い視野、多様な視点から物事に真摯に取り組んでいきましょう。
「前へ」。
未来をつくるのは、現在の一歩からです。

情報コミュニケーション学の構築に向けて

情報コミュニケーション学部長 阿部 力也

「情報コミュニケーション学」とは何でしょうか。それは確立した学問領域を意味するものではありません。学際性と多様性を重視すること、すなわち重層的な学びを展開することが情報コミュニケーション学の目指すところであると考えます。
現代社会を取り巻くさまざまな事象は、単一原因によるものではありません。私たちには、学域を横断しながら事象を分析し、一定の問題解決を導くことが必要とされているのです。と同時に、多様性を重視するということには、「他者への共感」が求められます。他者への共感がなければ、「個を強くする」といっても意味がないのです。
広い視野を持ち、バランス感覚に秀でた人材の育成が現代社会において強く求められているからこそ、本学部において学ぶ意味が明確になるのです。
ご入学おめでとうございます。教職員一同、皆さんを歓迎いたします!

日本と世界のつなぎ手となれ

国際日本学部長 鈴木 賢志

ご入学おめでとうございます。
コロナ・パンデミックは終わりを迎えましたが、日本も世界も相変わらず混沌とした状態が続いています。そのような中で、皆さんには「日本と世界をつなぐ」力を育むことが、ますます求められています。皆さんは、これからこの大学でさまざまな学びと経験を得て、自分なりの日本と世界をつなぐ方法を見つけてください。その努力は、絶え間なく変わるこの世界を主体的に生きる上で、必ず役に立つものと信じています。
Welcome to Meiji, welcome to our School!
The corona pandemic is over, but neither Japan nor the world is stable. Against that background, you are more and more expected to develop your competence of “connecting Japan and the World”. Now you must try to find your own way of connecting Japan and the World at this university. That effort should help you live proactively in this ever-changing world, I believe.

広い視野で自ら考える力を身に付けて

総合数理学部長 荒川 薫

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
皆さんはいま、大学にどのような期待を持っていますでしょうか?大学で、高度な学問に取り組みたいとか、多くの友人を作りたいとか、いろいろ希望にあふれていることと思います。大学は、皆さんのそのような期待に応えるところですので、ぜひ、自分の希望に向かって学生生活を送ってもらえたらと思います。一つ付け加えるとしたら、大学は単に与えられた教育を受けるだけではなく、実社会の問題にも目を向け、自ら考え解決する能力を身に付けるところです。そのためには、授業で学んだ専門知識だけでなく、広い視野を持って世の中の問題を捉え、物事を総合的に考えることが重要です。
ぜひ、この学部で多くのことを学び、自分の可能性を最大限に広げてもらえたらと思います。

大胆に、自信を持って

大学院長 乾 孝治

大学院への入学おめでとうございます。
恐らく大学院は最後の社会的モラトリアムです。どうぞ好きな研究を自由に思う存分堪能してください。簡単に解決できないことに大いに悩んでください。そして、やりたいことは遠慮なく、まわりに迷惑にならない範囲で、積極的に挑戦してください。いろいろなバランスに配慮して局所最適を探す生き方は、将来その時が来てから考えましょう。
大学院・研究科は、そんな皆さんのために、通常のカリキュラムに加えて、研究科横断科目型カリキュラム、各種研究プロジェクトや社会連携・社会貢献活動の機会も用意しています。新たな知を創造するには経験を超える洞察が必要ですが、それは経験を通して培う必要があります。どんどん挑戦してください。
それぞれに未来を思い描き、新たな覚悟を持って大学院に進学された皆さんだと思います。その思いを胸に、自信を持って、卒業までの時間を大切に過ごしてくださることを心より願っています。

プロフェッショナルへの道

専門職大学院長 吉村 孝司

ガバナンス、ビジネス、会計、法務の4研究科を擁する明治大学専門職大学院は学識に裏付けられた特別の技能を習得し、社会の利益に応える高度専門職業人(プロフェッショナル)の養成を目的としています。
クライアントからみたプロフェッショナルとはいかなる存在を指すのでしょうか。経営学者ドラッカー(P.F. Drucker)は「信頼に足る者とは最愛のわが子を託すことができる者である」と説いています。大切な家族を託すに足りうる能力と力量を備えた者としての信頼を得ることができてこそプロフェッショナルといえます。
混迷が続く現代こそ、クライアントの要望に応えるとともに、一筋の光明となりうるプロフェッショナルが期待されます。
プロフェッショナルへの道が今ここから始まります。皆さんのご入学を心よりお祝い申し上げます。

こちらでは新入生の皆さんへの大学からのご案内なども含め全ページを公開しています。ぜひご覧になってください!