明治大学博物館(東京都千代田区)と三淵邸・甘柑荘(神奈川県小田原市)は、2施設めぐりスタンプラリーを開催します。2施設のスタンプを集めた方には記念品(コンパクトミラー)を差し上げますので、ぜひご参加ください。
2024年4月からスタートしたNHK連続テレビ小説「虎に翼」の主人公のモデルである三淵嘉子さんは、日本初の女性弁護士の一人であり、初の女性判事及び家庭裁判所長を務めました。三淵嘉子さんは明治大学専門部女子部および法学部で学んだことから、明治大学博物館では連続テレビ小説「虎に翼」放送に関連した企画展を開催中です。
また、三淵邸・甘柑荘は小田原市板橋地区に所在する歴史的建造物で、初代最高裁判所長官・三淵忠彦氏が昭和初期に建て、晩年を過ごしました。三淵嘉子さんは、忠彦氏の長男・乾太郎(けんたろう)氏と再婚した後、この邸宅を別荘として愛用していました。三淵嘉子さんが学んだ東京都千代田区、夫婦の絆を深めた神奈川県小田原市をめぐり、施設周辺の散策を併せてお楽しみください。(博物館事務室)

文学部3年・村松遥香さんのコメント(学生広報アンバサダー)
スタンプラリー「明治大学博物館 × 三淵邸・甘柑荘-三淵嘉子さんをたどる」は、2023年12月に甘柑荘をお伺いして、保存会代表理事の上谷玲子さんと出会ったことが始まりでした。上谷さんは歴史的文化的価値と自然の恵みを大切に保全・活用すべく、小田原市と連携して甘柑荘の定期公開を行っています。
2022年4月に改正された博物館法では、これからの博物館の役割として、教育や文化の域を超えて、まちづくり、観光、福祉、国際交流といったさまざまな分野との連携による地域社会への貢献が期待されるとしています。
私たち学生広報アンバサダーは、「虎に翼」の出演者が発表され、撮影が始まった2023年9月下旬頃から三淵さんの生涯などを調べ始め、明治大学で学んでいた頃の神田・御茶ノ水・神保町の面影を紹介する「三淵嘉子さんが学んだ千代田区マップ」を刊行しました。今回のスタンプラリーと併せ、明治大学博物館と三淵邸・甘柑荘を観覧する方が増え、東京都千代田区・神奈川県小田原市の経済活性化や人権施策の推進を通じて、まちの魅力向上の一助となることを目指しています。


「明治大学博物館 × 三淵邸・甘柑荘-三淵嘉子さんをたどる-」2施設めぐりスタンプラリー
対象施設 | |
実施期間 | 2024年4月30日(火)~10月28日(月)まで |
参加方法 |
(1)両施設で配布しているスタンプラリー台紙を入手してください。 (2)もう一方の施設を訪れ、受付にてスタンプの押印をお申し出ください。 (3)受付にて、台紙にスタンプを押印の上、記念品を差し上げます。 |
参加費 | 無料 |
企画・制作 | 明治大学博物館学生広報アンバサダー |