
2025年より保険業の資本規制が大きく転換します。この転換は、約145年の歴史を持つわが国近代保険業における大転換であると言えます。この大転換がなぜ、何のために、どのように行われるのかということを解説するとともに、そこにいかなる課題があるのかを明らかにしていきます。
制度設計の観点から言えば、経済価値ベースのソルベンシー規制については大きな問題はないと考えられますが、規制の変化は、市場のみならず、企業の内部統制にも影響を与えます。そのような課題については、保険業のビジネスモデルという観点から理解することが有用です。
ビジネスモデルの観点から言えば、今回の改革は、保険の金融空間(数理空間)が全面的に拡張されることです。その結果、保険は特殊な契約(規制)空間ではなく、他の金融機関と同じ、金融空間(数理空間)を広く共有するビジネスであることが理解できます。課題解決にあたって、数理ファイナンスの学術的発展が大いに期待されるゆえんです。
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開催キャンパス等 | 中野 (会場:高層棟6階 研究セミナー室3 ※対面開催のみ) |
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期間 | 2024/07/23 |
時間補足 | 17:00~18:00 |
対象 | 一般 |
事前申込 | あり |
参加費用 | 無料 |
主催・共催 | 主催 :
明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS) |
問い合わせ先 | mims[at]mics.meiji.ac.jp([at]を @に変更) |
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