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2024.07.22

植物工場基盤技術研究センターが海外連携を強化:タイ展示会に出展、BIOTECと相互協力に関するMOUを締結

BIOTECを訪問した池田センター長(左から3番目)

明治大学植物工場基盤技術研究センター(センター長:池田敬農学部教授、副センター長:三浦登理工学部准教授)は5月22日~24日にタイ・バンコクで開催された園芸、花卉用品、技術の見本市「Horti ASIA 2024」に出展した。

全世界から企業や研究機関が出展し、3日間の合計で延べ約1万2000人の来場があった展示会において、同センターは、現在日本国内の4企業と共同研究中の実績を紹介。中でも、三浦副センター長と扶桑化学工業株式会社が進める「新たな機能制御因子の開発」、池田センター長と大和ハウス工業株式会社が進める「革新的な植物工場システム開発」には、多くの人が興味を示した。

「Horti ASIA 2024」展示ブースの様子

また、同センターは、7月1日に、タイ国立遺伝子生命工学研究センター(BIOTEC)とMOU(Memorandum of Understanding、覚書)を締結。農業および食料バイオテクノロジー研究において、多様な実績を有するBIOTECとMOUを締結したことで、新たな共同研究の創出、学術交流を踏まえた研究会の共同開催、所員の短期の相互訪問、共著論文投稿などを計画している。

国内企業との連携のみにとどまらず、海外機関および企業との連携強化を図り、植物工場におけるさまざまなソリューション開発を目指していく。(生田研究知財事務室)