
明治大学と聖マリアンナ医科大学は9月6日、生田キャンパス・センターフォレストで第8回共同研究会を開催した。この研究会は、医療現場のニーズと大学の研究シーズ(研究の種となる事象)のマッチングを目的に、2013年の大学間包括協定を契機として始まったもので、両大学の連携を継続的に深める機会となっている。
冒頭、本学の上野正雄学長と竹中麻子農学部長、聖マリアンナ医科大学の北川博昭学長があいさつ。上野学長は「聖マリアンナ医科大学との連携をさらに強め、多様な分野での協働を一層活性化させることで、実践的かつ未来志向の研究が展開されることを期待している」と述べた。
第一部では、両大学の共同研究の事例として、理工学部応用化学科の金子弘昌教授が「鼓室形成術の術後を予測する機械学習モデルの構築およびモデルの逆解析による術式予測」と題して研究発表を行った。
続く第二部では、研究交流を目的としたポスターセッションを実施。聖マリアンナ医科大学からは消化器内科、循環器内科、整形外科など幅広い医療現場のニーズや研究事例が紹介された。本学からは、事前に提示された聖マリアンナ医科大学からのニーズに応えるかたちで、工学・化学・機械学習など多様な視点から研究事例が紹介され、活発な質疑応答が行われた。(理工学部事務室)