
心理臨床センター(センター長=伊藤直樹文学部教授)と、子どものこころクリニック(院長=山登敬之文学部特任教授)は、6月16日、駿河台キャンパス・アカデミーホールにおいて、フィンランド・ユヴァスキュラ大学名誉教授のヤーコ・セイックラ氏による講演会「オープンダイアローグの未来」を、一般社団法人東京対話学舎との共催で行った。
フィンランドで誕生したオープンダイアローグは、対話実践を柱とする精神療法である。日本に紹介されてから約10年が経ち、今では医療、看護、臨床心理、福祉、教育など幅広い分野で注目を浴びている。
当日は、創始者の一人であるセイックラ氏がオープンダイアローグの魅力と可能性について講演。さらに、日本国内における実践に中心的役割を担ってきた筑波大学名誉教授の斉藤環氏の司会で、参加者との対話も行われた。
本学から参加した臨床心理学専攻の学生らからは「患者や家族と対話を重ねていくことの大切さを学ぶことができた」という声が多く聞かれた。(文学部事務室)
