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2025.08.01

社会人向け公開講座「アグリサイエンス講座」が開講中│黒川農場

農学部
受講者は校友から社会人、さらには大学生までさまざま

明治大学生が実習を行う黒川農場では、社会人向けの公開講座「アグリサイエンス講座」を開講している。この講座は、農作業を通して「農」のある生活の楽しさを感じてもらうとともに、農業環境や食への理解を深めてもらうことを目的に、一般の方が受講できる講座として実施されているもの。「種まきから収穫まで」「都市と里山」の2つのキーワードを軸にした黒川農場ならではのユニークな実習となっている。

2025年度は「はじめての野菜づくりと食品加工」「やさしい有機栽培入門」「みんなで取り組む自然栽培」「里山講座(8月中旬から募集開始予定)」の4つの講座を開講。圃場での実習だけでなく、農学部の教員による講義、栽培した野菜を利用した加工実習なども組み込まれており、大学ならではの講座が展開されている。

7月5日は、「はじめての野菜づくりと食品加工」「やさしい有機栽培入門」「みんなで取り組む自然栽培」の各1コマが開講され、トマト、スイートコーンなどの収穫実習が行われた。講座のコーディネーターを務める川岸康司特任教授は「野菜栽培の基礎や環境に配慮した手法を学習・実践するとともに、作った野菜の加工も行う。豊かな里山に囲まれた黒川農場で、多くの人に農業や自然について考え、楽しんでもらいたい」と講座の狙いを語った。受講生らは、講師の説明に耳を傾けながら収穫作業に取り組み、予想を超える収穫量に満足した様子だった。(農学部事務室)