政治経済学部・奥山雅之ゼミナールは、8月9日、多摩中央公園(東京都多摩市)で、夜の公園の新たな活用方法を提案するイベント「イマーシブナイトZOO」を開催した。
本イベントは、多摩市、稲城市、日野市、八王子市、町田市の南多摩5市で構成する「タマリズムプロジェクト実行委員会」から採択を受け実施したもの。同プロジェクトでは、「各市の観光まちづくり」「広域観光まちづくり」をテーマに企画を公募し、自治体・観光協会・地元事業者と連携しながら事業を構築、地域の課題解決につながる企画の社会実装に取り組んでいる。
「イマーシブナイトZOO」は、聴覚・視覚・触覚などを刺激する体験型のバーチャル動物園。耳を澄ますと、夜の公園からさまざまな動物の鳴き声や自然の音が聞こえてきて、まるで本物の動物が近くにいるかのような体験ができる。また、クイズを通して動物のことを学べるブースや、ゾウやキリンの足跡を投影するコーナー、動物をテーマにした工作ワークショップ、夜間の安全に配慮した光るグッズが当たる輪投げコーナーなど、多彩な企画で「イマーシブ=没入感」を楽しめるイベントとなった。
当日は、多摩動物公園など都立動物園・水族園を管理・運営する東京動物園協会をはじめ、多摩センターイルミネーション実行委員会(多摩センター地区連絡協議会)、東京造形大学、TAMAセントラルパークJV(多摩中央公園指定管理者)の協力を得て運営。ブースには行列ができるなど盛況となり、多くの来場者が涼しくなった夜の公園で思い思いに夏の夜を楽しんだ。
大都市郊外のニュータウン地域では、高規格のインフラや公園が整備されながらも、その有効活用が課題となっている。奥山ゼミでは、今後もこうしたまちの資源に着目し、地域の付加価値を高める取り組みを進めていく。(政治経済学部事務室)
奥山ゼミ・加藤楓華さん(政治経済学部3年)のコメント
仲間や多くの方と共同した企画がたくさんの笑顔につながり、忘れられないほどの達成感を得ることができました。ご協力いただきました皆さま、誠にありがとうございました。