
商学部・小林尚朗ゼミナールは、10月26日に駿河台キャンパスで開催されたホームカミングデーにおいて、フェアトレード商品の販売を行った。
グローバル・ビジネスコースに所属する小林ゼミは「グローバル化する世界」という共通テーマの下、ゼミ独自の世界経済論の構築を目指して活動している。また、「明治大学をフェアトレード大学にする」という目標を掲げ、さまざまな取り組みを展開している。
「フェアトレード大学」は、フェアトレードの推進活動に取り組んでいる大学に与えられる認証で、認定基準として五つの条件が定められている。今回の活動は、条件の一つ「複数のフェアトレード産品がキャンパス内で購入可能となっている」を達成するための第一歩として、アカデミーコモン内「カフェ パンセ」でフェアトレードコーヒーが発売されたことについて、広く周知することを目的としたもの。
当日は、物産イベントの会場で、このフェアトレードコーヒーを販売。カップには、ゼミ生がデザインした大学公式キャラクター「めいじろう」のステッカーを貼付した。このステッカーは、今後カフェ パンセでテイクアウト用カップに常時使用される予定。
そのほか、3年次のゼミ生が産学連携プロジェクトで制作したフェアトレードコットン使用のブックカバーやペンケース、ドライマンゴーやウバ紅茶などのフェアトレード商品も販売した。来場者との交流を通じ、フェアトレードに関する理解を一層深める機会となった。
運営に携わった尾﨑瑠凜子さん(商学部4年)は「これまでの取り組みが形になり、フェアトレード大学認定という目標に一歩近づけたことをうれしく思う。当日は想像以上に多くの方々に商品を購入していただき、フェアトレードへの関心を高める良い機会となった。今後もコーヒーの常時販売を継続し、大学を代表する名物商品に育てていく。また、他の認定条件項目にも引き続き取り組み、目標の実現に向けて努めていく」とコメントを寄せた。
小林ゼミでは、大学内外の関係者との連携を深めつつ、他大学との共同による産学連携プロジェクト「Stepping Stone」や、東京都のエシカルパートナーとしての「TOKYOエシカルマルシェ」出店など、さまざまな活動を展開している。今後も多様な取り組みを通じて「明治大学をフェアトレード大学にする」という目標の実現に向けてまい進していく。(商学部事務室)


