「マイクロアグレッション・ワークショップ」を行った山脇ゼミ生ら国際日本学部・山脇啓造ゼミナールは、2024年7月に株式会社グローバルトラストネットワークス(GTN)と共同で「マイクロアグレッション・ワークショップ」を実施した。本ワークショップは、無意識のうちに起こる偏見や否定的言動を意味する「マイクロアグレッション」を考えることを目的としたもので、(株)GTNの社内研修の一環として実施。ゼミ生が考案したマイクロアグレッションの事例を集めたカルタを用いて、ゼミ生と同社の社員が交流し、多文化共生を実践的に考える機会となった。
このような活動が評価され、(株)GTNは10月21日、(一社)Cultural Diversity 推進協会が運営し、文化的多様性を包摂した職場環境づくりに取り組む企業を評価する制度である「Cultural Diversity Index(CDI)」において、5つのランクのうち最高評価の「プラチナ」を受賞した。また、山脇ゼミとの「マイクロアグレッション・ワークショップ」の活動は、他法人にとって学びの多い取り組みとして表彰されるCDI認証「Good Practice(好事例)」に認定された。
今回の認定に対して、当時ワークショップを担当した元ゼミ生の藤井美吹さん(2025年卒業)は、「ゼミの取り組みを好事例として認定していただけて大変光栄に思う。ワークショップを一時的な取り組みとせず、今後も継続していくことで、文化的多様性の考え方が多くの人に広がることを願っている」とコメントを寄せた。
山脇ゼミは今後も、国籍や民族の異なる人々が共に生きる「多文化共生社会」の実現に向けた取り組みを続けていく。(中野教務事務室)


