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2024.07.12

文部科学省「大学・高専機能強化支援事業」に「明治大学数理データサイエンス人工知能エキスパート育成プログラム」が採択

数理・データサイエンス・AI
先端数理科学研究科「先端数理科学PBL」の授業風景

明治大学は、文部科学省令和6年度「大学・高専機能強化支援事業」の「支援2:高度情報専門人材の確保に向けた機能強化に係る支援」に申請し、採択された。本事業は、デジタル・グリーン等の成長分野をけん引する高度専門人材の育成に向けて、国が基金を創設し、機動的かつ継続的に大学への支援を行うもの。

今年度の「支援2 大学(一般枠)」採択数全26件のうち、私立大学は本学を含む5件。明治大学は、この採択を受けて令和13年度までに、先端数理科学研究科および総合数理学部の専任教員の増員や、関係科目のより一層の充実を図る。

採択された事業の概要

数理科学を基盤とし、俯瞰的・普遍的な視点と実践力を併せ持つ高度デジタル人材を育成することを目的として、数理・データサイエンス・人工知能に関わる教育を体系化して強化する。

具体的には、大学院先端数理科学研究科の既存の教育研究資源を生かして、データサイエンス・人工知能の基盤となる数理と情報技術を学び、データ分析手法の数理的限界を理解するとともに、最適化アルゴリズムの知識や機械学習プログラミングの経験を通じて、既製品のパッケージソフトで対応不能な問題に対しても、自らアルゴリズムを設計しプログラミングで実装できる能力を備えた人材の育成を図る。

併せて、中長期的に通用する汎用的なデータ分析およびAIの知識と技能の体系を確立する。そのために、先端数理科学研究科現象数理学専攻に新たにコースを設置することを目指すとともに、専攻横断型の「数理データサイエンス人工知能エキスパートレベルプログラム」を新設する。

AI・機械学習を使いこなすだけでなく、それらの原理である数理・情報に関する基礎を学び、それを応用展開して将来にわたって社会のニーズに応え得る教育体制を構築する。