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2024.12.17

山の上ホテルの歴史的建築物を継承

山の上ホテルの外観(2024年11月時点)

本学は、数多くの文豪が利用したことで知られる「山の上ホテル」が建設されている土地および建物を、2024年11月15日付で取得した。

2031年に創立150周年を迎えるに当たり、その記念事業の一環として、同不動産を取得し再整備を実施することとなる。現状の外観を維持したまま必要な改修工事を施した上で、専門業者と連携しホテル機能を継続させる予定。ホテル再開後には校友、父母、教職員、学生や受験生をはじめ、一般の方々も含め、多くの方に広く利用してもらえるよう検討していく。また、学生支援、地域連携、社会連携の機能としても利活用ができることも検討しており、本学の新たなシンボルとして継承していく。

山の上ホテルは、神田駿河台から神田猿楽町にわたる駿河台キャンパスの敷地の中で、中心とも言える場所に位置している。今回の取得は、歴史的建築物の継承のみならず、次世代の有効活用を考慮した長期的な視点に立った施策であり、本学にとって将来的にさまざまな活用の可能性がある隣接地が加わることで、駿河台キャンパスの教育・研究環境に、大きな付加価値をもたらすことが期待できる。

大ロビー入口(2024年11月時点)
小ロビー(2024年11月時点)
明治大学と山の上ホテルとのつながり

山の上ホテルは、1937年に米国の建築家であるウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏が設計し、本学の校友であり本学専門部女子部校舎建設も支援した佐藤慶太郎氏(1890年卒)が「佐藤新興生活館」として設立した。