明治大学は文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援(SGU)事業」の事後評価を受け、総括評価「A(※)」(十分な取組状況で事業目的が達成され、今後も持続的な発展が期待できる)を獲得した。本学は、「世界へ!MEIJI8000」を構想として掲げ、毎年卒業する約8000人の卒業生全員を「主体的に学び、考え、行動し、多様な価値観の中で、新たな未来を切り拓く人材(未来開拓力に優れた人材)」として社会に送り出すことを目指し、2014年から、10年間のプロジェクトとして本事業に取り組んできた。
※「S」から「D」の5段階評価で上から2番目
評価コメントでは、以下の点が高く評価された。
- 学事暦を改革することで、アクティブ・タームを創出し、短期留学交流やインターンシップ等の海外経験促進等を通じて活用が図られたことにより、学生の「語学・コミュニケーション力」と「異文化理解力」の強化が進められた
- 「大学の国際化促進フォーラム」の幹事校として、明治大学アセアンセンターを活用した取組みにより、他大学への横展開にも貢献した
- コロナ禍においても、COIL教育を通した交流を促進し、海外留学経験者の数が倍増するなど、キャンパスの国際化が進展した
- 大規模大学のメリットを生かして、事業終了後に多額の自己資金を組み込み自走化させたうえで、「明治大学グランドデザイン2030」の中で、国際化推進事業の一部とした
- 「明治大学学生海外トップユニバーシティ留学奨励助成金」により、優秀な学生を海外のトップクラス大学に留学させることを促進し、多くの学生派遣を行った
今後も取り組みを継続し、本学が有する総合性と多様性を生かして、強くしなやかに連携する教育体制を整備することによって、複数の視点を持ち、自ら考え、自ら未来を切り拓く力を備えた、世界社会においても活躍できる人材の育成を行う。(国際連携事務室)