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2025.04.25

「英語漬けの1週間」MLP春期集中講座で得た学びと成長|畠山理久さん

商学部学生

明治大学の学部間共通外国語(Meiji Language Program、以下MLP)の集中講座に参加された畠山理久さん(商学部3年)にお話を伺いました。MLPの集中講座は夏期と春期の年2回開催されています。実際にプログラムに参加された体験について紹介してくれます。

課外活動を紹介してくれた方畠山理久さん(商学部3年)

プロフィール写真

MLPの集中講座とは?

学部間共通外国語(MLP)は、学部の枠を超えて自由に履修できる外国語の共通科目です。大学の夏季・春季の休業期間中に、短期集約的な高密度の授業を通じ、外国語会話能力の向上が図れるよう用意されているプログラムです。2024年度は以下の日程・場所でプログラムが実施されました。

MLP夏期集中講座(2024年度)

概要

夏期集中講座は5種の言語で開講されており、各言語3つのグレード(I 初級・Ⅱ中級・Ⅲ上級)があります。事前にクラス分け試験を受験し、受講するグレードを決定します。主にネイティブスピーカーが講師となり、少人数で授業を行います。

開講言語

英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語

開催日

2024年8月27日~9月6日(土日を除く9日間)

実施場所

和泉キャンパス

MLP春期集中講座(2024年度)

概要

春期集中講座は英語のみで開講されます。主にネイティブスピーカーが講師となり、少人数での授業を7泊8日の合宿型で実施します。(合宿中は日本語の使用が禁止されています)

開講言語

英語のみ

開催日

2025年3月5日~3月12日(7泊8日の英会話合宿)

実施場所

明治大学清里セミナーハウス(山梨県)

プログラム参加にあたって

MLP春期集中講座はどのようなプログラムでしたか?

MLP春期集中講座は、清里セミナーハウスに1週間滞在しながら英語を集中的に学ぶプログラム(英会話合宿)です。このプログラム中は、英語のみを話すことがルールになっていて、日本語の使用は禁止されています。授業時間外でも英語での会話が求められるため、食事中や自由時間の際にも、全てのコミュニケーションを英語で行います。

また、午前の授業は、事前に受験したテストの結果に基づき、レベル別のクラスに分かれて学習していきます。午後は、「オプションクラス」という複数のクラスが開講されており、自分の興味に応じてクラスを選択できるため、自由に学ぶことができます。英語漬けの環境に身を置くことで、実践的な語学力を身に付けることができる貴重な機会になりました。

MLP春期集中講座への参加した理由はなんですか?

元々、MLP夏期集中講座に参加したことが、春期集中講座に参加した大きな理由です。

夏期集中講座では、英語学習に対するモチベーションが高い学生が多く集まっており、とても良い刺激を受けました。また、ちょうどその時、留学から帰国したばかりの方の話を聞く機会があり、その体験談に強く心を動かされて、「私も留学したい」と思うようになりました。夏期集中講座の受講後、すぐに語学資格の取得に取り組み、今年の夏からスウェーデンへ留学することが決まりました。そのため、留学に向けて語学力を高めることは、自分にとって欠かせない準備の一つでした。

夏期の経験から春期集中講座に参加すれば、語学力の向上はもちろん、同じような志を持った人たちと切磋琢磨できると確信していたため、迷うことなく、春期集中講座に申し込みました。

参加するにあたり、何か準備や勉強はしていましたか?

普段から、オンライン英会話でスピーキングの練習をしていました。ただ、MLP春期集中講座では先生方が常にサポートしてくださるので、語学力に関してそこまで心配する必要はないと思います。実際に参加した後、「もう少しボキャブラリーを増やしておけば、場面に応じたさまざまな言い回しができたな」と感じたので、ボキャブラリーの勉強をしておくことをお勧めします。

実際に参加してみて

MLP春期集中講座に参加した目的を教えてください。また、それは達成できましたか?

参加目的は、「語学力の向上」でした。実際に参加してみて、この目的は大いに達成できたと実感しています。

午前の授業では、新しいボキャブラリーの習得やディスカッションを通して、リスニング力・スピーキング力を鍛えることができたと感じました。また、午後の授業では、表情やボディーランゲージに関する学び、英語での物語作りなど、これまで自分が触れてこなかった英語学習ができました。授業時間外でも多くのイベントがあったことが、とても良かったです。

授業中のアクティビティの様子授業中のアクティビティの様子

MLPに参加して一番大変だったこと、それをどのように乗り越えましたか?

最終日にそれぞれの「オプションクラス」で発表を行うのですが、一番大変だったことは、発表のための準備でした。私はドラマクラスに参加していたのですが、最終日にみんなの前で自分たちで作り上げた台本で演技をしなくてはなりませんでした。そのため、台本の詳細や演技時の立ち位置の修正など、「細かい部分を英語で伝えなければならない」という壁にぶつかりました。

ドラマクラスで作った原稿ドラマクラスで作った原稿

献身的にサポートしてくださった先生方や、貴重で奇抜な意見を出してくれた仲間たちのおかげで、この壁を乗り越えることができ、最高のものに仕上げることができました。

MLPに参加して良かったことはなんですか?

MLPに参加して良かったことは、英語学習へのモチベーションがさらに上がったことです。先生たちのユーモアあるクラスは毎日やる気を高めてくれたし、参加者が積極的に発言している姿はとても刺激になりました。また、伝えたい言葉をうまく伝えることができない経験を多くしたことも、さらなる英語力上達のためのモチベーションになりました。

比較的安価で、本場さながらの貴重な経験ができたので、本当に参加して良かったなと思っています。

MLPで起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?

私がMLP中に意識していたことは、「とにかくたくさん英語を話す機会を作ること」でした。合宿では、19時~21時に参加が任意のイベント「コンバセーションラウンジ」が開催されています。私は、コンバセーションラウンジに毎日行き、合宿にアシスタントで来ていたカナダ人の方々と積極的に交流しました。ゲームをしたり、おしゃべりをしたりと、とにかく英語を使っていたので、合宿の中でもこの時間が最も楽しかった思い出の一つで、最も英語を話していた時間でした。

合宿に来ていたカナダ人のアシスタントの方々との一枚合宿に来ていたカナダ人のアシスタントの方々との一枚

メッセージ

MLP参加を通して学んだこと、自分が最も成長したと感じる点はなんですか?

英語を話すことに抵抗感が無くなったことです。最初は、間違えることを恐れていましたが、それ自体が英語学習の過程で、みんなが通る道だと気付かされました。

外国の方が日本語を頑張って話す姿を見て心が温かくなるように、このプログラムにも、頑張って英語を学んでいる学生を常に温かくサポートしてくださる先生方、アシスタント、TA、そして一緒に参加した仲間たちがいました。みんなのおかげで、英語学習がさらに楽しいものへと変わりました。

今回の学びは今後どのように生かされると思いますか?

今回のMLPの経験が、さらなる語学力の向上につながると確信しています。また、英語を使って何かをするのが好きだということに改めて気付かされました。将来は英語を使って仕事をしたいと思うきっかけにもなりました。

本プログラムをどのような人に勧めたいですか?

「留学に行きたい」のような具体的な目標がなくても、「とにかく英語を少しでも上達させたい」という気持ちを持っている人に、ぜひお勧めしたいプログラムです。私は2回参加しましたが、どちらも本当に楽しく、充実した時間でした。合宿中の英語力に関しては心配いりません。うまく話せないことは当たり前です。「話そう」という強い気持ちさえあれば、みんながサポートしてくれます!

読者の皆さんにメッセージをお願いします!

私は、大学生活が思っている以上にあっという間に過ぎていくことを実感しています。そして、同じように感じている人は多いと思います。もし何かに興味を持ったら、「難しそうだから」と諦めず、ぜひ前向きに挑戦してみてほしいです!

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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