キャベツ畑に向かって叫んでみました！「キャベチュー」のイベント概要について教えてください。
キャベツ畑の中心で愛を叫ぶイベント（通称：キャベチュー）は16年前から開催されているイベントで、今年はコロナ禍の影響で3年ぶりに通常開催されました。夫が妻に、普段は言えない愛と感謝の気持ちを「愛してるよ――！」という言葉とともに叫ぶイベントです。
「キャベチュー」に「フラッシュモ部」が参加したきっかけを教えてください。
私が所属する水野勝之ゼミナールで、嬬恋村を訪問する機会があり、その際に「キャベチュー」イベントの存在を知りました。「イベントで新しく何かできないか？」と考える中で、「フラッシュモブ（※）」をしたら面白いのではないかと思い付きました。そこで役所の方に提案したところ、なんと後日正式に依頼をくださり、それがきっかけで今回の出演が決まりました。
日頃の愛や感謝が詰まった「キャベチュー」イベントと、笑顔を届けたいという「フラッシュモ部」サークルの思いは、通ずるものがあるのではないかと思い企画しました。
※フラッシュモブ：雑踏の中の歩行者を装って通りすがり、公共の場に集まり前触れなく突如としてパフォーマンスを行って、周囲の関心を引いたのち解散する行為。ゲリラパフォーマンスの一種
「フラッシュモ部」の活動内容について教えてください。
私が所属している「明治大学フラッシュモ部」は、基本的に毎週月・水の2回（時期により3回以上）練習をしています。 代金は無料で、「送料ナシ！笑顔の配達人」として外部からの依頼を受けたり、明大祭でパフォーマンスを行ったりしています。
具体的には「キャベチュー」の他に、4月と8月に「上野公園で開催されたイベント」「バースデーモブ」「浮間公園で行われたマルシェ」などでパフォーマンスを行いました。また、キャベチューの会場で京都の方と知り合う機会があり、12月に京都のイベントでパフォーマンスを行うことが決まりました。
本番前。私服に見えて実は全員おそろいのモブＴシャツを着ています！活動をとおして印象に残っていること、学んだことを教えてください。
事前に行ったZoom会議でイベントの発起人の方や役場の方々とお話しする機会があったのですが、その際このイベントに対する皆さんの熱量がとても印象に残っています。また、前例のないことをする上で、人の心を動かすための交渉力やコミュニケーション力の大切さを学びました。
活動してよかったと思うことは何ですか？
やはり、「現地でしか感じられない熱い思い」をじかに感じられたことが良かったです。皆さんの愛のある叫びに、思わず涙が溢れてしまいました。
前日までの雨がうそのように、本番は良いお天気に恵まれ、たくさんの方々の温かい拍手の中パフォーマンスできました！また、イベントに出演したことで、フォトグラファーの方と知り合い、写真を撮影していただいたり、別のイベントに声をかけてもらえたりと、普通に過ごしていては巡り合えなかったような方々とのつながりが増え、サークルとして今後の活動の場が広がったことが良かったです。
イベントで出会ったフォトグラファーさんが撮影してくださいました①（写真提供：丸山マコト）
イベントで出会ったフォトグラファーさんが撮影してくださいました②（写真提供：丸山マコト）活動をしていて大変だったことは何ですか？
とにかく前例のないことで、コロナ禍でもあったため、役場の方々やサークルのメンバーをはじめ、大学事務の方々にもさまざまな場面で賛同と協力をお願いする必要があったので、そこが一番大変でした。
将来の夢や今後チャレンジしたいことなどがありましたら教えてください。
大変恥ずかしいのですが、私はまだ自分が何をしたいのか、何を目指したいのか分かりません。しかし、「やりたいことが見つからないなら今は、自分の能力の限界を決めつけず、なんでも挑戦しよう！」と考えています。
そのため、フラッシュモ部の他、アカペラサークルや、明治大学シェイクスピアプロジェクトに参加したり、大学外ではアルバイトの他にブログを書く活動や、幼い頃から続けている書道の稽古などをしています。勉強面では中国の文化に興味があったので、中国語を履修し、総合学際演習では中国文化・政治を学ぶゼミに入りました。
明大生・受験生へのメッセージをお願いします！
自分が「やりたい！」と思って本気で行動すれば、なんでも挑戦できますし、挑戦できる環境が明治大学にはあります！現に私が今やっていることは大学に入ってから始めたことばかりです。こんなに自分のやりたい気持ちに正直に過ごせる恵まれた環境はそうそうありません！
パフォーマンス終了後の一枚※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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