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2026.07.29

地方の在り方を考える「都市政策学」の視点で、まちの活性化に貢献したい|乾沙也歌さん

政治経済学部

政治経済学部経済学科で地方創生の活動に注力している乾沙也歌さん。所属する野澤千絵ゼミでは「まなびばならはプロジェクト」という、福島県楢葉町の地域活性化プロジェクトに取り組んでいます。ゼミ活動を通して得た学びについて伺いました。

明治大学での学生生活を紹介してくれた方乾沙也歌さん(政治経済学部4年)

乾さんのMeijingは、「町や人と連携する」を意味する “Relat” ing

ちょっとした疑問が学びの道筋に

政治経済学部経済学科に進学した理由を教えてください。

「税制」を学びたいと考えていたからです。高校生の時に、社会保障の制度などで人々の暮らしが守られていると感じていた一方、「税金って、みんなたくさん納めていそうだけど、ちゃんとした使い道で使われているのだろうか」という疑問も持っていました。

税が適切に徴収・運用され、本当に支援を必要とする人へ保障が届く社会であってほしい、と考えるようになり、その仕組みを学べる政治経済学部を志望しました。

これまでの授業で印象に残っている授業について教えてください。

特に印象に残っているのは、2年次に受けた倉地真太郎准教授の「財政学」の授業です。この授業の中で地方財政の実態を学び、それまで自分が良い制度だと思っていた「ふるさと納税」にも多くの課題があることを知りました。

さらに、多くの自治体が地方債に依存しており、その負債が後世に引き継がれている現状も学習したことで、地方財政の在り方に問題意識を持つようになりました。

税制を学ぶ中で気づいた、新たな興味

現在所属しているゼミでは、どのようなテーマで研究を進めていますか。

現在私が所属している野澤千絵ゼミでは、「都市政策学」について学んでいます。都市政策学とは、「身近な道路や都市がどういう基準で作られているのか」を考える学問です。

ゼミに所属する前までは、大学入学時に興味を持っていた税制に関する学びを深めていましたが、学んでいく中で、「町のインフラや税制は地方都市の在り方や持続可能性につながっている」と気づき、都市政策そのものを学んでみたいと思うようになりました。入学時点では見つけられなかった興味を新たに発見できたと感じています。

ゼミで取り組んでいる活動について教えてください。

私たちは、「まなびばならはプロジェクト」という活動を行っています。このプロジェクトは、福島県楢葉町が若年層の移住促進を目的に行っている「都会の学生の受け入れ」を支援するものです。楢葉町は年間100人前後の学生を受け入れていますが、滞在期間が限られるため、町の人とのつながりは途切れがちです。私たちは人とのつながりを促進し、地域に愛着を持つ「愛着人口」を増やすための活動に取り組んでいます。

具体的には、どのような活動を行っていますか。

主に2つの活動を行っています。1つ目が、コミュニティアプリ「Relaha」の開発です。このアプリは、地域の方が普段困っていることなどを投稿できる掲示板のようなアプリです。投稿されたお悩みに学生が答えていくことで、ご近所付き合いのようなコミュニティが新たにできるのでは、と考えています。

2つ目は、学生が納得できるインターンシップづくりと、それを探す環境の構築を目指したサイト作りです。楢葉町でのインターンを経験した学生のリアルな声をサイトに掲載することで、今後インターンに行くか迷っている学生への後押しにつなげていきたいと考えています。

共にプロジェクトに取り組むメンバーとの一枚

活動を通して、どのような力が身に付きましたか。

「人を巻き込む力」と「行動力」が身に付いたと感じています。私たちの取り組みは、サービス開発に関わるメンバーだけでなく、大学生・住民・自治体などさまざまな立場の人の協力なしには前に進みません。そのため、ただ知ってもらうだけでなく、どうすれば思いが伝わり、協力したいと思ってもらえるかを考えながら取り組んでいます。

また、以前は自発的にやりたいことを主張するのが苦手でしたが、リーダーとして引っ張る立場になったことで、経験のないことにも自分から挑戦するようになりました。例えば、町の子どもたちへの進路相談会の開催や、福島県の移住セミナーへの登壇など、このプロジェクトを通じて多くの学びを得ることができました。

福島移住セミナーでゼミ活動について紹介した際の一枚

これからも地方を支え、前に進んでいきたい

今後の目標、これから挑戦したいことを教えてください。

地方に愛着を持って関わり続ける学生を一人でも増やしたいと考えています。自治体と大学生をつなげていく中で、地方を盛り上げることに貢献したいです。

また、今後はIT企業に就職する予定です。地方経済のハブである地方銀行を支え、間接的に地方企業の活性化につなげられたらと思っています。その先では、より直接的に全国の地方創生に関するシステムを作るような仕事をしていきたいです。

高校生の皆さんにメッセージをお願いします。

政治経済学部は、実社会の問題を捉える上で必要な視点を4年間でしっかりと学ぶことができる学部です。3年次から始まるゼミはさまざまな分野から選択できるため、1・2年次を通して学びたい分野が変化したとしても、学びたい分野を選び直すことができる点も魅力だと思います。ぜひ学部での学びを調べてみてください!

「楢葉町ガバメントピッチ」での一枚

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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