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就職活動体験記
2025.01.10

TOPPAN株式会社に内定!貴重な情報やつながりは自ら動いて獲得|河村勘太郎さん

政治経済学部学生就活
就職活動体験を紹介してくれた方河村勘太郎さん(政治経済学部4年)

プロフィール写真

就職内定先 TOPPAN 株式会社

内定先を選んだ理由を教えてください。

TOPPAN株式会社は、かなり幅広い事業分野や商材を扱っており、その一つ一つがワクワクするものばかりで、未来を明るいものにする可能性を感じることができたからです。文化財デジタルアーカイブによる新しい観光事業や私の故郷・熊本の復興支援事業など、印刷という枠組みを超えて果敢に挑戦できることに魅力を感じました。また、ただ製品や事業を提供するのではなく、クライアントのニーズに柔軟に合わせた企画提案型営業をしているところにも引かれました。

どんな大学生活を送っていましたか?

1年次から落語研究会に所属し、大学主催のイベントや明大祭などで落語を披露していました。2年次からは、FMラジオ局J-WAVEが運営する大学生・専門学生コミュニティJ-WAVE WACODES(ワコーズ)に所属し、ポッドキャスト番組を制作したり、イベントのお手伝いをしたりしていました。ゼミなどの学業やアルバイトとの両立は大変でしたが、「ガクチカ(※)」のために何かに取り組むのではなく、その時々で自分の「好き」や「やりたい」という気持ちを大切に行動していました。

※ ガクチカ:「学生時代に力を入れたこと」を略した就職活動用語

就職活動はいつぐらいから、どのように進めましたか?

就職活動を始めたのは、2年次の2月で、就職キャリア支援センター主催の「就活準備総まとめ講座」に参加したことがきっかけです。スケジュールをしっかり把握した上で就職活動に臨みました。

就職活動全体を通じて、就職キャリア支援センターをたくさん利用しました。エントリーシート(ES)添削や面接練習などの個別相談だけでなく、SPI(適性検査)対策をはじめ、グループディスカッション対策や集団面接対策、「ファーストアップセミナー」や企業の方と面接練習ができる「シン・面接会」などのイベントにも参加しました。大学が主催なので安心して参加でき、役に立つイベントばかりなので、就職キャリア支援センターや大学からのお知らせは見逃さないようにすることをお勧めします。

就職活動をする上で役立ったアイテムがあれば教えてください。

企業研究として、日本経済新聞電子版を利用していました。電子版では、企業名や業界名で情報を検索でき、最新の記事や業界の流れが分かるので、面接では実務レベルの話をすることができます。面接前にその企業の競合他社について調べて、頭の片隅に置いておくこともお勧めです。

また、本選考では、先輩方の就職活動体験記を基に対策マニュアルを作り、白紙に思考を整理していました。「軸や志望動機、興味のある事業、ガクチカといった項目が自分の中でどのようにつながっているのか」など、論理関係や一貫性を整理することができました。

本選考では、先輩方の就職活動体験記を基に対策マニュアルを作り、白紙に思考を整理していました。「軸や志望動機、興味のある事業、ガクチカといった項目が自分の中でどのようにつながっているのか」など、論理関係や一貫性を整理することができました。白紙に自分の思考を書き出し、整理していました

就職活動を終えて「やっておいて良かったこと」を教えてください。

「自己分析」をしっかりしておいて良かったです。ESから面接、内定承諾に至るまで、あらゆるフェーズで必ず自己分析に回帰すると思います。「会社に入ることが目的ではなく、その会社を通じてどのような価値を提供し、どのような人生にしたいのか」という人生の目的が、最終的に明確になったので、納得のいく就職活動ができました。就職活動中はつらいことばかりでしたが、終わってから振り返ると、自己分析を通じて自分の過去や将来のビジョンが明確になる良い機会になったと感じています。

「やっておけば良かったこと」はありますか?

メンタルの管理です。私は一人暮らしで、就職活動の悩みなどを相談できる人が近くにあまりいなかったので、自分の中で溜め込んでしまっていました。特にインターンシップに落ちてしまった時は、周りの友人と比較してしまい、落ち込んで不安や焦りでいっぱいでした。このような時に気兼ねなく自分の気持ちを吐き出したり、リフレッシュしたりできるように、就職活動中のストレスとうまく付き合うための対処方法を早いうちに確立しておくことをお勧めします。

低学年の時期に「やっておくといいこと」は何ですか?

自分の好きなことや興味のあることに積極的に参加し、たくさんの人と交流することです。高学年になると就職活動以外にもゼミなどやるべきことが増えて、思っているよりも時間がありません。私はラジオ局のコミュニティに参加し、大学の垣根を超えた仲間と出会うことができたので、価値観や視野を広げることができました。今まで未経験だったことや興味がある世界に思い切って飛び込んでみると、思わぬ出会いや機会に巡り合うこともあるので、自分から積極的に行動することが大切だと思います。

これから就職活動を迎える明大生へのメッセージ・アドバイス

私自身、明治大学主催のOB交流会などで出会った社会人の方に、ES添削やアドバイスをいただいたり、業界の知り合いの方の連絡先を教えていただいたりするなど、心優しい社会人の方にお世話になりました。敬意や礼儀をわきまえた上で、積極的にたくさんの方からお話を聞くことをお勧めします。

私が一番伝えたいことは、インターネットや説明会で聞いた情報も大切ですが、「貴重な情報やつながりは、自分から動かないと獲得できない」ということです。つらくて長い就職活動ですが、息抜きをしながら頑張ってください!

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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