
就職キャリア支援センターはNHK横浜放送局との共催で7月13日、NHKの連続テレビ小説「虎に翼」にちなんだイベント「寅子を支える女性たち」を生田キャンパスのメディアホールで開催した。
同作品の主人公のモデルは本学女子部出身で、女性初の弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子さん。本イベントは、主に女子学生が自身のキャリアについて考える機会を提供する目的で行われ、「虎に翼」プロデューサーの石澤かおる氏、演出(監督)の橋本万葉氏、広報プロデューサーの徳田祥子氏、助監督の田島薫氏の4氏が登壇。番組の制作秘話や仕事のやりがい、自身のキャリアなどについてトークを繰り広げた。進行はNHKの女性アナウンサーが務めた。

会場には、テレビ局やエンターテインメントの世界に興味のある大学生や高校生、同番組ファンの一般客など117人が来場した。
イベントは、4氏のプロフィールやキャリア、「虎に翼」制作における役割などの紹介に始まり、その後、進行役のアナウンサーが4氏に質問を投げかける形で進行。主人公の寅子を演じる女優・伊藤沙莉さんら出演者の素顔や、印象的なシーンの撮影秘話など、制作スタッフならではのエピソードが多数飛び出した。また、登壇者が仕事と家庭との両立に悩んだことを吐露する場面もあった。
各シーンの映像や出演者のオフショットも公開され、戦地に赴く寅子の夫・優三(仲野太賀さん)と寅子との別れのシーンが会場に流されると、多くの来場者が目頭を押さえる様子が見られた。最後の質疑応答では、番組のキャスティングなどに関する多くの質問が寄せられた。

イベント終了後には、NHKで働くことに興味のある大学生や高校生を対象にした座談会が行われ、女性を中心に21人が参加。人事担当の女性職員が、同局の業務内容や職種について詳しく説明し、多くの参加者から採用やインターンシップなどに関する質問が挙がった。