
人事院は5月30日、中央省庁の幹部候補を目指す国家公務員採用総合職試験(春)の合格者を発表した。明治大学からは42人(前年度40人)が合格し、全国の大学で13位、私立大学では6位という結果になった。本学の合格者の試験区分別の内訳は、院卒者試験で「行政」5人、「化学・生物・薬学」2人の計7人。大卒程度試験で「政治・国際・人文」8人、「法律」9人、「経済」3人、「人間科学」1人、「工学」3人、「農業科学・水産」10人、「森林・自然環境」1人の計35人だった。
2025年度試験の申込者数は1万2028人(前年度比1571人減)、合格者数は1793人(同160人減)で、倍率は6.7倍(同0.3ポイント減)だった。
大学別合格者数ランキング(明治大学行政研究所調べ)
順位 | 大学名 | 合格者数 |
---|---|---|
1 | 東京大学 | 171人 |
2 | 京都大学 | 112人 |
3 | 早稲田大学 | 76人 |
3 | 北海道大学 | 76人 |
5 | 東北大学 | 72人 |
6 | 立命館大学 | 62人 |
7 | 中央大学 | 58人 |
8 | 東京科学大学 | 54人 |
9 | 慶應義塾大学 | 52人 |
9 | 大阪大学 | 52人 |
11 | 東京理科大学 | 49人 |
12 | 筑波大学 | 43人 |
13 | 明治大学 | 42人 |
13 | 広島大学 | 42人 |
15 | 岡山大学 | 41人 |
行政研究所長の西川伸一政治経済学部教授は、近年の国家公務員志望者の減少に触れ「今は挑戦の好機。民間企業の就職活動の結果が出始める時期で不安もあると思うが、頑張ってほしい」とエールを送った。
同主任の西村弥政治経済学部教授は「従来の試験区分(政治・国際・人文、法律、経済)での採用者の合計が200人弱なのに対して、2012年度新設の教養区分では160人以上を採用するようになった。2026年度からは同区分を春秋の年2回実施するとしており、今後対応に力を入れていきたい」との意向を示した。(国家試験指導センター)
明治大学 行政研究所
行政研究所は、公務員試験合格を目指す学生に、勉強の場所とプロの講師による授業を提供している。