表彰状を手にする合格者らと、(前列中央左から)西川所長、上野学長、西村弥主任国家試験指導センター行政研究所は10月10日、2025年度国家公務員総合職試験に最終合格した同研究所所属学生の表彰式を、駿河台キャンパス・岸本辰雄ホールで執り行った。
あいさつに立った西川伸一所長(政治経済学部教授)は、昨年度秋と今年度春を合わせた本学全体の最終合格者が47人、そのうち20人が行政研究所所属の学生であったことを報告。政治家・故後藤田正晴氏の官僚に対する訓示「後藤田五訓」を引用し、「『悪い、本当の事実を報告せよ』。この勇気と信念を胸に、公務員の道を歩んでほしい」と合格者らを激励した。
続く祝辞で上野正雄学長は建学の精神に触れ、「権利自由とは、他者の自由を尊重すること。独立自治とは、誇りを持って自らを律すること。このような精神を持つ大学の卒業生として、たゆまぬ努力を続けてほしい」とエールを送った。
合格者を代表して答辞に立った伊藤美緒さん(法学部4年)は、行政研究所をはじめ支援を受けた関係者への感謝を述べた上で「試験の合格がゴールではない。変わりゆく不確かな時代に、この国を『前へ』進めることは簡単ではないが、『個』を育んだ明大生だからこそできることがある」と決意を語った。
答辞に立つ伊藤さん

