
欧米で最古の大学と言われる、イタリアのボローニャ大学のジョヴァンニ・モラリ学長らが6月27日、駿河台キャンパスを訪問し、上野正雄学長や高馬京子副学長(国際交流担当)らと懇談、大学間学生交流計画の実施に関する覚書締結の調印式を執り行った。
上野学長は、昨年から始まったボローニャ大学と本学との交流に触れた上で、「本日、学生交流の覚書を締結することで、両大学の学生が活発に行き来し、日本とイタリアそれぞれに精通する人材が育成されることを強く願っている」と述べ、イタリアからの来校に感謝の意を表した。
モラリ学長は「ボローニャ大学は、現在、国際関係に力を入れており、戦略的パートナーとして日本の大学に期待を寄せている」と述べ、同席したラファエラ・カンパネル国際担当副学長も「明治大学は日本の中でも著名な大学。今後、学生交流を活性化するための独自プログラム構築、若手研究者の交流活性化などを共に進めていきたい」と意欲的に語り、上野学長らと活発に意見交換を行った。
ボローニャ大学は、1088年に創立された、900年以上の歴史を持つイタリアの伝統校で、著名な卒業生を多く輩出している。ボローニャのほか、イタリア国内に複数キャンパスがあり、学生数は約10万人。30以上の学部を擁し、幅広い分野の学びを提供している。