国際連携本部では、本学の国際化推進に向けた取り組みの一環として、教員が専門科目の講義を英語で行うための研修プログラムを実施している。第1回の基礎編に続き、第2回が2024年10月3日に開催された。今回は「英語による授業について日本語で話し合いましょう!」と題し、横川綾子国際連携機構特任教授を講師としてオンライン形式で実施した。
研修前半では、英語による教授法(EMI)の現状や課題について共有された。「学生の英語力の差による授業理解度の違い」や「言語ミスを恐れて学生が議論への参加や質問をためらう」といった課題への具体的な解決策が数多く紹介され、EMIの実践に役立つ有益な情報が提供された。後半はグループディスカッションが行われ、「英語レベルをどの学生に合わせれば良いか」や「学生からの質問が聞き取れない場合の対応」といったより実践的な課題について話し合いが行われた。最後の全体討議では、参加者間で積極的な意見交換が行われ、互いに知見を深める場となった。
参加者からは、「英語の理解力と授業内容の理解度を区別して評価することに難しさを感じていたが、この研修で多様な側面から評価を行うという具体的な方法を知ることができた」「今回の研修で、AIを英語による授業運営に役立てることができると分かり、実践してみようと思った」といった声が寄せられた。(国際連携事務室)