Meiji NOW 明治とつながる 今をつたえる。

Pick Up
国際
2025.06.19

建築・都市学専攻 国際建築都市デザイン系(I-AUD)がノースカロライナ大学シャーロット校と駿河台キャンパスで「国際共同ワークショップ」を実施|理工学研究科

理工学部

理工学研究科 建築・都市学専攻国際建築都市デザイン系(I-AUD)は、5月22日から24日までの3日間、駿河台キャンパスにて、ノースカロライナ大学シャーロット校(UNCC)建築学部と共同で、「国際共同ワークショップ」を実施した。本ワークショップは、I-AUDの設計演習科目「Advanced Design Studio A」に組み込み、国際的な実践型教育プログラムとして行っているもので、今回が4度目の開催となった。

本ワークショップには、本学からはI-AUDの大学院博士前期課程1年生22人と教員3人、UNCCからは学部・大学院の学生34人と教員3人、総計62人が参加。学生たちは、8つの混成グループに分かれ、日比谷駅と有楽町駅間の高架下飲食街を対象エリアとして、デザイン提案に取り組んだ。提案に当たっては、「食べ物」「看板」「ひさし」などの8つのテーマを各グループが担当し、テーマに沿ったフィールド調査により高架下飲食街の空間的特徴の読み取りや分析も行った。

ワークショップ最終日の講評会では、各グループが提案発表を行ない、ゲスト講評者も交えた活発な意見交換が行われた。3日間の短期間のワークショップだったが、どの提案も図面、模型共に力作ぞろいで、グループごとの充実した取り組みの成果がうかがえた。

また、ワークショップ終了後の5月26日には、理工学部・田中友章教授がUNCCの学生を対象に、渋谷駅中心地区で進行中の再開発事業を題材としたレクチャーを実施。UNCCの学生から多くの質問が飛び交うなど、有意義な時間となった。

さらに、5月29日には、ワークショップの指導教員の一人であるテンプル大学のTyler School of Art and ArchitectureのJeffrey S. Nesbit准教授による特別講義を実施した。本講義は、I-AUDで一般に公開し毎月開催しているイブニング・レクチャーの一環として、また、2025年度の「新入生の日」企画として実施し、終了後のレセプションでは両校からの参加者が交流を深めた。

今後、短期のワークショップやPBLプログラムなどの企画だけではなく、両校のキャンパスを相互に訪れるパラレルスタジオの実施なども視野に入れ、協力の範囲を広げていきたいと考えている。(理工学部事務室)