
理工学部は5月13日、ベトナム科学技術研究院と協定調印式を行い、同学院との協力協定を締結した。
当日はベトナム科学技術研究院ハノイ数学研究所(Vietnam Academy of Science and Technology, Institute of Mathematics、以下IMVAST)のDoan Trung Cuong副所長らが生田キャンパスを訪れ、本学からは立川真樹理工学部長、明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)の西森拓所長らが調印式に出席した。
IMVASTは2008年3月にMIMSと教育・研究に関する協力協定を結んでおり、今回の協定締結により理工学部が加わったことで、3機関の学術的な結び付き強化や、相互理解と協力の深化を図ることが期待される。
冒頭、立川理工学部長があいさつに立ち、一行を歓迎するとともに、学部の紹介とこれまでの交流について説明を行った。
その後の懇談会では、両大学の現状や日越の協定の歴史、将来の展望など、幅広い情報交換および意見交換が行われ、今後も積極的に学生・研究交流を推進し、さらなる協力関係を構築していく考えを示した。

ベトナム科学技術研究院はベトナムの国立大学院大学であり、ベトナム国内で最高の権威を持つ研究・教育機関。その一部局であるハノイ数学研究所は1969年に設立され、60人以上の博士学位を持つ教員(研究員を含む)と60人程度の大学院生(博士・修士課程共に30人程度)が在籍している。
明治大学広報第786号(2024年6月1日発行)掲載