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2024.06.20

UCLAにおける多様性社会と民俗文化をテーマとした講演会・グラミー賞受賞アーティストによるコンサートを実施(商学部)

スティーブン・ローザ教授の講演の様子UCLAにおける多様性社会と民俗文化について講演をするUCLAラテン芸術センター長のスティーブン・ローザ教授

商学部は、5月20日、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の教授、学生および米国グラミー賞受賞アーティストを招き、「UCLAにおける多様性社会と民族文化~メキシコ・マリアッチから考える~」と題した講演会とコンサートを、駿河台キャンパスのアカデミーコモンで実施した。

コンサートの様子幅広い年齢層やさまざまな国籍の人が学内外から約500人来場。コンサート終了時には素晴らしいパフォーマンスに大きな拍手が鳴りやまなかった

会の冒頭では、国際連携本部長の高馬京子副学長(国際交流担当、情報コミュニケーション学部教授)と大山るみこ国際連携副本部長(文学部教授)があいさつを行い、UCLAと明治大学の交流関係のさらなる発展への期待が述べられた。

講演会は、UCLAラテン芸術センター長のスティーブン・ローザ教授が「ラテンアメリカ文化論」(文学部開講科目)の特別講演として実施。ラテン民俗音楽に関する詳しい解説があった。

その後、コンサートに先立って、本イベントの企画者である所康弘商学部教授からスペイン語によるスピーチがあり、主催機関である商学部を代表して中林真理子商学部長(教授)があいさつを述べた。

コンサートは、前半でUCLAの学生によるアンサンブルMariachi de Uclatlánがマリアッチ(※)を演奏。演奏が始まった瞬間、ホール全体が陽気なラテン音楽と明るい雰囲気で満たされた。

後半は、スペシャルゲストとして2度の米国グラミー賞を受賞したMariachi Los Camperosが登場。ディズニー・ピクサー映画『リメンバー・ミー』の主題歌やメキシコ国民に最も愛されている曲「Cielito Lindo(シリエト・リンド)」など珠玉の名曲が奏でられ、日本でもおなじみの「Besame Mucho(ベサメ・ムーチョ)」は大盛り上がりとなった。最後にサプライズ・ナンバーとして演奏された日本の歌「さくらさくら」は日本語での大合唱となった。

異国の民俗音楽であるマリアッチの歌やメロディー、楽器や衣装を鑑賞し、じかに触れ、体験することで、グローバル化した現代社会における民俗文化資源の重要性や大切さを、あらためて認識する貴重な機会となった。(商学部事務室)

※マリアッチ:ユネスコ世界無形文化遺産に登録されているメキシコの伝統的な民俗音楽

Mariachi Los Camperosによるコンサート