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2018.07.25

山尾健介さん(商学部4年)が、日本経営システム学会の学生発表優秀賞を受賞しました

山尾健介さん(学部4年)が、日本システム学会の発表優秀賞を受賞しました。

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山尾健介さんが、2018年5月26日に日本経営システム学会で発表した研究(山尾健介、山下洋史:「情報の質量と高さを考慮した情報引力モデル」、第60回日本経営システム学会全国研究発表大会講演論集、pp.116-117)により、日本経営システム学会 学生発表優秀賞を受賞しました。

当該研究は、ゼミ指導(山下洋史先生)の提案している「情報引力モデル」に対して、情報の質量と高さを新たに導入した研究で、情報の「内容的価値」を質量として、また、相手(負の非対称性)にとっての情報獲得願望係数を情報の高さ(相対的高さ)として、それぞれ位置づける独自の分析モデルを提案しています。

この提案モデルにより、従来の情報引力モデルでは明確でなかった情報の「高さ」と「質量」を概念的に定式化し、物理学における物体の位置エネルギーと情報引力モデルにおける情報の位置エネルギーを対応づけた文理融合型研究を展開しています。さらに、提案モデルのシミュレーションを通して、IT/ICTの発展による情報の重力加速度の増大が、①情報の位置エネルギーを急速に大きくすること②それによる情報遮断コストの増大を、IT/ICTの有効活用により抑制していく必要があること―を示唆しています。

こうした研究の新規性・学術性と、全国研究発表大会での優れたプレゼンテーション力が高く評価され、今回の受賞となりました。また、これまで受賞者のほとんどが生であった学生発表優秀賞を、学部生の山尾さんが受賞したことは、特筆すべきところです。

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