
総合数理学部の菊池浩明教授が10月1日、中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)から感謝状を授与された。「広域的なETCシステム障害発生時の危機管理検討委員会」委員としての貢献が評価されたもの。
同委員会は、NEXCO中日本が大規模なETCシステム障害の発生を受けて設置したもので、菊池教授はネットワークセキュリティに関する有識者として参加。高速道路のETCシステムにおける大規模障害の原因究明や再発防止策の検討について助言を行った。
同社は、菊池教授の分散ネットワークおよびサイバーセキュリティ研究者として専門的知見や、システム障害への耐故障性を高めるための提言を基に、システム障害からの早期復旧を可能とする連絡体制を整備。また、各種情報媒体を活用したきめ細やかな情報発信を行うなどの対策を講じた。さらに、同委員会の助言の下で策定された「広域的ETCシステム障害発生時の機器対応マニュアル」は、各種障害に対しても迅速に復旧できる高信頼のETCシステム運用に活用されている。