
鳥取県の平井伸治知事ら一行が6月11日、駿河台キャンパスを訪れ、上野正雄学長を表敬訪問した。これは、学長就任に伴い4月1日付で上野学長が鳥取県の県政顧問に任命されたことによって行われたもの。大学からは、須田努常勤理事(外務担当)、黒澤睦副学長(社会連携担当・広報担当)ら関係者が同席した。
県政顧問任命の辞令書が平井知事から上野学長に交付された後、懇談の席が設けられた。平井知事は、「明治大学との関係をこれからも大きく育てていきながら、鳥取県の発展や人材育成にさまざまな形で協力いただきたい」と述べると、上野学長は、「大学としてはもちろんのこと、学生、教員を交えながら、鳥取県と引き続き良い関係をつくり上げていきたい」と意気込みを語った。
平井知事から上野学長へは、辞令書に加え、鳥取県の東部で作られている和紙「因州和紙(いんしゅうわし)」を使用した県政顧問の名刺も手渡された。懇談の中では、明治大学出身で日本初の女性弁護士の一人となり、長く鳥取県で活躍された中田正子さんの話題になるなど、多くのつながりのある鳥取県と大学の話に花が咲き、終始和やかな時間となった。
鳥取県は、本学の創設者の一人、岸本辰雄の出身地で、本学との間に2009年に「明治大学・鳥取大学・鳥取県との連携協力に関する協定書」を締結して以降、学生派遣プロジェクトや各種連携講座の実施など活発な交流を続けている。
