
本学の生涯学習機関であるリバティアカデミーは春期から、明治大学八幡山グラウンドにて体験型講座を開講した。体験型講座は、大学の地域連携事業の一つとして新たに始まった取り組みで、体育会サッカー部と体育会競走部の監督、コーチ、学生による地域住民向けのスポーツ教室として実施している。
サッカー部の講座として「はじめてのサッカー教室」「家庭教師型サッカー教室」「おとなのための青空健康運動」を開講。「はじめてのサッカー教室」「家庭教師型サッカー教室」では、現役の学生が練習メニューを考え、子どもへの指導に当たっている。栗田大輔監督は「学生たちにとって、子どもに教えることが良い勉強の時間になっている」と講座を通じた学生への教育効果も実感している。「おとなのための青空健康運動」では、鬼木祐輔コーチ指導の下、体の仕組みの解説とストレッチを組み合わせた内容をシニア向けに展開。講座を通じて、健康な体作りの効果的な方法を身に付けることを目指していく。
競走部が開講した「健康ランニング講座」では、五輪出場経験もある園原健弘監督が講師を務め、座学と実技の両方の側面から、ランニングについて学べる内容となっている。講座には、昨年度の箱根駅伝に出場した学生も講座の運営サポート役として参加。園原監督は「八幡山周辺だけでなく支援してくださっている皆さんにわれわれが得た知識や経験を健康という形を通して還元していきたい」と講座の趣旨を語った。また「かけっこ教室」では、健やかな心身の成長をテーマに小学生を対象とした講座が展開された。

両部共に講座中や講座終了後には、受講生と学生が交流する場面も見受けられ、体育会部活動と地域の新たな接点が生まれた春期となった。リバティアカデミーでは秋期も体験型講座の実施を予定している。 (社会連携事務室)